子どもも課税されるため注意

贈与税は、親から子どもへ贈与する場合も対象となるため注意してください。ただし、贈与を受ける子が18歳以上で、かつ贈与者がその直系尊属(父母や祖父母など)の場合、通常より低い「特例税率」が適用されます。

2.お年玉をもらいすぎると税金がかかるって本当?

1年間に500万円の贈与を受けた場合の贈与税は53万円と上述しましたが、特例税率だと48.5万円{(500万円-110万円)×15%-10万円}となります。

基本的にお年玉で贈与税は発生しない

お年玉は、常識の範囲内なら贈与税の対象となりません。また贈与税の対象となった場合も、110万円を超えない限りは基本的に非課税です。

なお、仮に高額なお年玉を受け取るなどして贈与税が発生した場合、翌年の2月1日から3月15日までに申告してください。2023年に貰ったお年玉は、2024年2月1日~3月15日が申告期限です。

文・若山卓也
AFP、証券外務員一種。証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動中。

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