◆「会ってやった」から「わざわざ会ってくれた」へ

 プロフィールを変更したところ、申込が来る男性の年齢が同年代に近くなったそうです。年下男性からの申し込みもありました。

 それ以上に変わったのが陽子さんの気持ちでした。

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「別にキャリアウーマンって訳じゃなく、好きなことをやって無計画にボーっと生きてきたってことを受け入れました。

 会うために時間を作ってくれた男性がいても『私ばっかり我慢してる』ってどこかで思っていたんですけど、今まで自分が比べられているって視点が抜けてたんだなって思います。

 過去に申込みしてくれた人たちが、会うために時間を割いてくれたことがやっとありがたいなって思えるようになりました」

 それまで気持ちが乗っていなかった陽子さんは2回目デートに進む相手がほぼいませんでしたが、気持ちが変わって以降は2回目に進む率も上がりました。このペースなら、年内結婚も実現しそう。

 自分を知る、自分と向き合うって、決して心地良いことではありません。でも、やっぱり婚活がうまくいかないのなら自分と向き合ってもらいたいです。自分と合う男性を受け入れられるようになるために、まずは自分を知りましょう。

※個人が特定されないよう一部脚色してあります。

<取材・文/菊乃>

【菊乃】

恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt