◆相手のことは「なぜこの歳まで独身?」と勘ぐる
陽子さんは「普通は〇歳あたりで結婚するもの」「結婚したら子どもを産むもの」という世間の圧力を快く思っていなかったそうです。

「プロフィールを見ても『会いたいな』って思えないし、会ってみたい男性からはことごとく断られました。お見合いする男性に対して、なんでこの年まで独身だったんだろうって思っちゃって。きっと何かあるんだろうなって思うと全く気持ちが盛り上がらないんです。
この年だし、えり好みできる立場じゃないのは分かります。自分がモテるとも思っていないし、こういう時に申し込んでくれてありがたいなって思えない自分の事も嫌になります。でも結局会ってもつまらないことが多くて……どうしたらいいんでしょうか」
陽子さんに限らず、30代後半あたりから婚活を始める男女は、自分を棚に上げ相手のことは「なんでこの年まで独身だった?」と勘ぐる傾向があるのです。
独身でいる理由が納得できる人の方が、お見合いは決まりやすいです。子どものいないバツイチの人はこの点「1回は結婚していたからコミュ力なども普通にあるだろう」と思われ、婚歴がプラスに作用することさえあります。