◆彼らは本当に変な人だったのだろうか?
「婚活しても変な人ばっかりに会う。普通に男と出会って結婚したいだけなのに。どうしたらいいですか?」と、ひと通り、過去に遭遇したという“ダメンズ遍歴”を語ってくれたのがここまでの話です。でも、本当にダメンズだったのでしょうか?
「ドタキャンはたしかに失礼だしひどいですよね。仕事の愚痴が多い男性だけど、『お仕事は大変ですか?』って質問したら、苦労したことを話すのではないでしょうか」
「そうかもですね。他の聞き方もあったかもしれませんけど、でも自分で自分から話そうとしない人でしたし」
「『料理ってしますか?』の質問も、別に女性が料理すべきだから嫁としてふさわしいか診断している、という意図があったわけじゃなく、単なる雑談ぐらいのつもりだったかもしれませんよね。
全員をお断りしているから確認のしようがないですけど、もう少し知ってみたら自分も料理好きだから一緒にしたくて確認のつもりだった人もいたかもしれないし、ネガティブに受け取りすぎ」
「そうなんですかね。でも、女性はみんな、料理するか聞かれるのは嫌じゃないですか?」
少し引っかかったので突っ込んでみました。
「そのみんなって誰の事ですか?」
「Twitterで婚活垢を見てるとみんなそうですよ」
◆会う男性がみんな「あり得ない男」に思える理由
Twitterの婚活アカウントで見られる意見は、は婚活女性の総意というより、婚活に苦戦している人の割合が多めではないでしょうか。
例えば、数年前にクリスマスプレゼントが4℃のネックレスだったとプレゼントの写真をさらした30代女性の投稿がバズったことがありました。「若い世代をターゲットにしたブランドを30代女性に贈るってあり得ない」という思いがあったよらしく、それに賛同する女性も多かったようです。
しかし婚活をスムーズに卒業する女性は、もらったら「ありがとう!」と笑顔で受け取るのです。
SNS上では、デートが割り勘、デートがチェーン店だったという出来事を「あり得ない」とし、同意を求める女性がいます。ところが実際に婚活をスムーズに卒業していく女性たちは、割り勘でも構わないし、相手が決めてくれたお店ならどこでも楽しむのです。
Twitterで仲間を探して自分の感覚は普通だと思い込むと、会う男性はみんな「あり得ない男」になるでしょう。