◆クリスマス当日
そしてクリスマス当日、前々からAくんが予約していてくれていた、高級レストランのディナーに出かけます。
「とりあえず今日は穏やかに過ごそう…と思っていたんです。でも、予想外のハプニングがありました」
ディナーがひと段落した頃、Aくんはおもむろにカバンの中から小箱を出し、由紀子さんにプレゼントしました。
「私、なんにもプレゼントを用意してなかったんですよ…!それだけでも申し訳ないのに、開けてみたら、高級ブランドのネックレスだったんです」
◆さすがに受け取れない…
高級ブランドのネックレスをプレゼントされた由紀子さんは、ついあわてて「こんなの貰(もら)えないよ!」と言ってしまいます。
「Aくんは『値段なんて気にしないで貰ってよ』と笑顔で言ってくれたんですが、それで私の罪悪感がマックスになってしまい…。最悪のタイミングでお別れを切り出してしまいました」
由紀子さんは「ごめん…!これは貰えない…!値段じゃなくて、Aくんとは付き合えないの」と伝えます。
「Aくんは驚いた様子で、理由を聞いてきました。もう正直になるしかないと思って、やっぱり元彼のことが忘れられないと伝えました」