女性にとってなじみが深い食べ物、ヨーグルト。美と健康のために、朝食やおやつに食べている人も多いでしょう。
日本ではそのまま食べるのが一般的ですが、海外旅行や国内の各国専門レストランなどで、ヨーグルトを使ったお料理に出会ったことはありませんか?
「私もヨーグルトを毎日朝に食べていました。でも、世界では料理に使っている国も多いし、ヨーグルトにはもっといろんな可能性があると思うんですね。それをご提案したくて、お店をオープンしました」
と話すのは、ヨーグルト料理「エッグル」の店長、矢車美幸さん。
「エッグル」は、東京スカイツリーの足元にある東京ソラマチ(墨田区押上)2Fに誕生した、期間限定のPOPUPストアです(2022年12月9日~2023年1月31日、営業時間:10時~21時/施設に準ずる Tel:03-6456-1415、プロデュース・運営はオペレーションファクトリー)。
腸活を探求している女子SPA!としては興味津々! ヨーグルトの知られざる可能性について、取材してきました。
◆ヨーグルトを料理に使う、という新提案
まずは、ヨーグルトを塩味で料理に使うという提案です。
店名にもなっている看板メニュー「エッグル」は、「ヨーグルト」と「エッグ」をかけあわせた造語。ヨーグルトになんとポーチドエッグが乗っているんです。そして、アンチョビ+ツナの塩味がベース。ヨーグルトで塩味って新鮮です!
「開発中に食べた時には、私もびっくりしました(笑)。海外のヨーグルト料理を研究している中で出会った、『ヤイツァ ポ パナギョルスキ』という料理がヒントになっているんです」(矢車店長、以下同じ)
え? ヤイツァ、ポ‥‥? もう1回言ってもらえますか。
「ヤイツァ ポ パナギョルスキ(笑)。プレーンヨーグルトにポーチドエッグをのせ、塩気の強いチーズなどで味をととのえた、ブルガリア料理です」
調べてみると、トルコでも「チュルブル」という名で同じようなお料理があるようです。インドではカレーと、ロシアではビーツと……海外では塩味でヨーグルトを食べるのが主流なんですね。