◆作り方

1. じゃがいもは7~8mm幅に切る。さやいんげんは3等分にする。

2. バジルソースを作る。ジューサーにAを入れてからバジルを加え、撹拌する。

※バジルは金っ気を嫌うのでなるべく少ない回数で回す。

3. パスタ用の湯に塩を入れ、パスタとじゃがいもをゆで始める。タイマーを10分にセットする。

4. ゆで上がりまで残り1分になったら、3の鍋にさやいんげんを加える。ボウルにゆで汁を入れて温める。

5. パスタがゆで上がったら水気をしっかり切って、湯を捨てたボウルに入れる。

6. バジルソース大さじ2、パルミジャーノ、仕上げ用のオリーブオイルを加えてさっと混ぜる。

※ソースはお湯で温めたボウルで仕上げる。なるべく温度をキープ。

すばやく器に盛り、バジルの葉をちぎってのせ、仕上げに松の実をのせてすぐに食べる。

 フレッシュなバジルの鮮やかなグリーンが、食卓を華やかにしてくれます。市販品でも優秀なジェノベーゼソースはありますが、家でもジューサーがあれば簡単にできてしまうのです。最近は生のハーブも松の実もスーパーで入手可能ですから、ぜひともチャレンジしてほしいです。

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一つ星イタリアンの ミニマル最高パスタ
 本書には、応用が利く「基本のトマトソース」「基本のボロネーゼソース」のレシピから、パスタやリゾットのレシピが35種類以上掲載。巻末には小倉知巳さんの修業時代の話も綴られていて、「自分はずっと応援される側だった。そろそろ自分が応援する側に回らなきゃ駄目だ」と語っています。やさしい気持ちで考案されたレシピが、私達の心身を豊かにしてくれるでしょう。

<文/森美樹>

【森美樹】

1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx