蒸し暑くなってくる季節、エアコンや扇風機を使い始めると電気代が気になりますよね。夏の電気代はいくらくらいが普通なのでしょうか。平均値と、さらに節約するための方法について解説します。

夏の電気代は平均いくら?

(写真=ponta1414 /stock.adobe.com)

電気代の平均額について、総務省が公表している統計データを見てみましょう。

総務省 家計調査(2人以上の世帯)2019年より作成

2019年8月の電気代の平均値は「9,636円」でした。基本的に家族の人数が多いほど電気代が高くなる傾向があります。

ちなみに、同調査では1人暮らし世帯の月ごとの調査はされていないのですが、7月・8月・9月を通して1ヵ月当たり5,059円というデータがあります。

夏の電気代は高い?

電気代は季節によって大きく変わります。月ごとの平均電気代は次のとおりです。
 

総務省 家計調査(2人以上の世帯)2019年より作成

月によってばらつきがあり、電気代が特に高くなるのが暖房を多用する冬場です。

でも、1年で最も安く抑えられているのは7月で、夏の電気代は年平均を下回っています。気候の良い春先よりも夏の方が電気代が安いというのは少し意外な気もしますね。

地域別の平均電気代

ちなみに地域によっても差があります。8月の平均電気代を地域別に見ると次のようになります。

総務省 家計調査(2人以上の世帯)2019年8月より作成