「労働時間が長い職場」では働きたくないのが従業員の本音?

Bain&CompanyやGoogleは1ランクダウン。Bain&Companyは「リサーチの機会に恵まれている」が「労働時間が長く、疲れる」、Googleは「給与が高く、従業員の健康を気遣ってくれる」反面、「仕事の進行が遅く、退屈なプロジェクトもある」など、長所も短所もある。Googleは2015年、Bain&Companyは2012年、2014年、2017年と過去3回首位を獲得したことがある。

Nestle Purinaは14 、Fast Enterprisesは19、Intuitは10も順位を落としている。Nestle Purinaは「向上意欲溢れる職場環境」ではあるが「優先事項が多く、市場で出遅れている感が否めない」、Fast Enterprisesは「福利厚生は素晴らしいが、労働時間が長い」、Intuitは「配属される部門次第で、ワークライフ・バランスがとりにくい」との指摘もある。

2018年、新たにトップ30入りした4社

2017年はトップ50入りしていないかった企業で、今回トップ30入りを果たしたのはマーケティング及びセールス用統合ソフトウェア企業HubSpot、人事関連ソフトウェア企業Ultimate Software、住宅ローンサービスのAcademy Mortgage、Blizzard Entertainment。

HubSpotのブライアン・ハリガンCEOは「従業員が選ぶCEOランキング2017」で9位に選ばれており、「透明性が高く、成長に情熱的な企業」と高評価を受けている。Ultimate Softwareは「素晴らしい職場仲間がサポートしてくれるが、仕事は厳しい」、Academy Mortgageは「上層部が下の者の意見にしっかり耳を傾けてくれる」、Blizzard Entertainmentは「仕事がとても楽しい環境」だが、「給与がもう少し高ければ言うことなし」との評価だ。

各評価は個人的見解に基づくものだが、総体的にワークライフ・バランスがとりやすく、組織のサポート体制が整っている企業が高評価を受けている。ワークライフ・バランスがとりにくく労働時間が長い、職場環境が良くない企業への評価が低い。

文・アレン・琴子(英国在住フリーランスライター)/ZUU online

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