◆どの時代でも、自分の好きなスタイルがあっていいはず
――ファッションやメイクに違いを感じることも?
今のギャルは20年前の応用編なので、やはりクオリティは高いですし外れないですよね。私たちは情報量の少ないなかでメイクやファッションを探求していたので、変な格好をした人が多かったです。
全盛期のギャルを現代の人が見るとダサいと感じることもあるかもしれませんが、それでも楽しんでいました。きっとヤマンバギャルも多少の情報はあるけど「人より派手になりたい」「こんなこともしてみよう」と考えたなかで誕生したと思います。
――外れない世の中だからこそ、生きづらさを感じる人もいそうですね。
そうですね。SNSで情報が溢れるほど入手できるため、同時にはみ出さないように過ごす人は多いのではないでしょうか。良くも悪くもとびきり変な人は生まれにくいのかなと思います。
でも、どの時代でも自分の好きなスタイルがあっていいはずなんですね。だからこそ、ギャルマインドを活かしたKALEKALEを通して、自分の好きなものを貫いたり、年齢や世の中に左右されない人が増えたら嬉しいです。
<取材・文/Honoka Yamasaki 撮影/山川修一>
【Honoka Yamasaki】
ライター、ダンサー、purple millennium運営。
Instagram :@honoka_yamasaki