山本の件をめぐっては、“少女の関係者に嵌められた”という情報もあり、同情する声も少なからずあったが、なぜ、吉本は厳しい措置を継続したのか。
「山本は、事件を起こす前の2002年にも、大学祭のステージで下半身を露出し、所轄の警察署から公然わいせつ罪で書類送検されているんです。しかも、その翌年にも、当時23歳だったホステスに『“俺の名前に傷がつく”などといって人工中絶を迫った』と写真週刊誌に告発された。吉本のトラブルメーカーだったんです」（前同）
淫行事件で吉本をクビになった山本は、アルバイトをしながら、芸能界復帰の道を模索。山本の熱意に打たれ、相方の加藤やロンドンブーツ1号2号の田村淳がメディアを通じて吉本への復帰を働きかけたが、吉本は耳を貸さなかった。
「山本は、テレビ局のADの無理難題をふっかけたり、若手芸人をいじめたりすることでも有名でした。その一方、特定の若手芸人には兄貴風を吹かせて、ギャラの安さの相談に乗ったりする。吉本にとっては厄介な存在でしたから、復帰も歓迎していませんでした」（前出の元吉本関係者）
吉本に拒絶された山本は、15年にフリーとなり、芸能界に復帰。翌年、すでに打ち切りになっていた『めちゃイケ』の復帰計画が持ち上がったため、相方の加藤が吉本への返り咲きをプッシュし、10年年ぶりに吉本に出戻った。
そんな山本について、「吉本に戻ってからの仕事は、BS日テレで加藤との『極楽とんぼの週末極楽旅』はじめ、BSかローカル番組で、キー局の地上波は1本もない。吉本がマネジメントに力を入れていない、“飼い殺し”状態でした」と話すのは、番組制作会社スタッフだ。
「吉本と山本を繋いでいた加藤は、3年前の吉本の“闇営業”問題で、一時的にでも吉本に反旗を翻したことで専属エージェント契約になりました。その契約も去年の3月で終了しています。来年3月の『スッキリ』終了以降は、吉本との縁が完全に切れますから、そうなれば、山本の居場所もなくなるでしょう（前同）
山本が加藤の事務所に移籍するという噂もあるが、その加藤も『スッキリ』の打ち切りをスポンサーに報告する前に「週刊女性」の直撃に答えてしまうとい掟破りを犯したことで、来年4月以降の日テレ出禁が噂されている。
「実際、『週末極楽旅』も打ち切りが噂されています。コンビで仕事が激減するかもしれません」（日テレ関係者）
電撃婚で、独身お笑い芸人たちから羨望の眼差しを向けられている山本だが、新婚早々、厳しい年末を迎えることにならなければいいが。
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