下の子の高校卒業時に離婚を申し出た

「でも私にはこれからも恋が訪れるかもしれないと痛感しました。夫とはもう男女の関係ではなかったし、かつてのような親密な感情もなくなっていました。このまま一緒にいたら、私はきっと不倫をしてしまうだろうし、夫に冷たく当たるかもしれない。

 だから下の子が高校を卒業したとき、離婚を申し出たんです。愛せないまま一緒にいるほうが不誠実だと思ったから」

篠原涼子・市村正親の離婚にみる「年の差婚」の落とし穴とは
(画像=『女子SPA!』より引用)

離婚 夫は黙って離婚届に判を押した。それが夫の最後のプライドだったのかもしれない。離婚届を出したとき、彼女は「自由を得た」と感じたそうだ。

「とはいえ、元夫は私にとって大事な人には変わりありません。結婚生活を解消しただけで、長年の人間関係を解除したわけではない。離婚後、私は子どもたちと暮らしていますが、子どもたちは父親のところへ自由に行き来していますし、私も元夫と子どもたちと食事をすることもあります。

 関係を自由にしただけで、元夫に対しても優しくなれた。元夫もひとりになっていろいろ考えたんでしょう。いずれは高齢者向けのマンションに入るつもりだそうです」

 冷たいと思われるかもしれないけど、と彼女は何度も言った。だが婚姻制度から脱する関係も、これからの時代はひとつの選択肢になるはずだ。

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<文/亀山早苗> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 亀山早苗 フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio

提供・女子SPA!



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