夜中に、急激なふくらはぎの痛みで目が覚めたり、朝目が覚めて足を伸ばした瞬間に痛みが走ったり…
突然、足がつる経験はありますか？
とくに妊婦の方は、足がつりやすくなるといわれています。
「自分は病気なのか？」と心配になるので、対策も含めてその特徴を見ていきましょう。
妊娠期に足がつりやすい原因
そもそも足がつる原因とは？
- 足がつるとは？
- 筋肉が急にして収縮して硬直してしまう状態のこと。
足がつる原因は、大きくわけて2つです。
1つめの原因は、筋肉の問題。
筋肉の収縮や疲れ、冷えなどの血行不良による原因で足がつるというものです。
もうひとつの原因は食事面。
マグネシウムやカルシウムといった、電解質イオンのバランスが悪くなり生じます。
妊娠期に足がつりやすい原因は？
中でも妊娠中期〜後期にかけては、とくに足がつりやすいです。
妊娠中によく起こる原因は、赤ちゃんの成長によりお腹が大きくなることで足の筋肉にかかる負担が大きくなることが考えられます。
大きな理由としては、足に赤ちゃんの重みがかかることで下半身が血行不良となり足がつりやすくなります。
- 妊娠期に足がつりやすい原因
- いつもよりぎこちない歩き方
- 運動不足による筋肉量の低下
- 血行不良
- 赤ちゃんに栄養がいきわたるため、母体のミネラルバランスの乱れ
考えられる理由はさまざまです。
妊婦さんでもOK！足がつることへの予防と対策
足がつっても数分で戻れば良いですが、翌日まで持ち越すこともありますよね。
そうなるとカラダや精神的にも負担になるため、筋肉と食事のケアも必要になります。
足がつることへの予防方法
足がつりがちな妊婦さんにオススメな予防方法としては、食べ物で内側から改善していくことが挙げられます。
食事についてはカルシウムとマグネシウムをとることがポイントに。
つわりが続くと、カルシウムやマグネシウムといったミネラルバランスも崩れてきます。
食べれる状態になれば、カルシウムとマグネシウムの不足を補うように食事をするのがいいでしょう。
足がつった時の対策は？
足がつったときは、ストレッチやマッサージでカラダ側のケアをしっかりと行って対策しましょう。
なかなか運動するのは難しいため、カラダに負担がかからない範囲でふくらはぎや足の裏を指圧したり、マッサージすると筋肉の緊張が和らいでくれます。
さらに冷えを改善し、血行をよくするという意味では足首まであるような靴下を履く、湯船に浸ることで寝ているときの足のつりは改善してきます。
足がつる妊婦の方にオススメな食べ物
足がつる方にとってほしい栄養素であり、カルシウムとマグネシウム。
まずは、どんな食べ物に含まれているかを把握して、積極的に取り入れていきましょう。
カルシウム（小魚、緑黄色野菜、乳製品などに含まれる）
足がつるのを防止してくれる栄養素として代表的なものといえば、カルシウム。
カルシウムが不足して、体内のミネラルバランスがくずれると、筋肉の異常興奮が起こると言われています。
- カルシウムを含む代表的な食べ物
- しらす（ちりめんじゃこ）
- 干しえび
- 牛乳
- ヨーグルト
- チーズ
- モロヘイヤ
- 小松菜
- 大根の葉
マグネシウム（ごま、アーモンド、未精製の穀類などに含まれる）
マグネシウムは、筋肉の収縮や血圧・体温の調整などの働きを担う大事な栄養素。
普段の生活では不足しがちなので、注意しましょう。
- マグネシウムを含む代表的な食べ物
- 納豆
- 油揚げ
- 豆腐
- しらす（ちりめんじゃこ）
- あさり
- 桜エビ
- あおさ
- わかめ
- ひじき
- とろろ昆布
- オートミール
