審査員は基準を明確に、オール巨人は「誰もが楽しめる漫才」
重要なのは、審査員が自分の判定基準を明確にすることだ。今回の『ジョブチューン』は、そこが曖昧だった。審査員の講評は同番組で一番の核となる部分。視聴者は、その審査と講評に「納得」させられたい。店のユーザーであればなおさらだろう。今回の『ジョブチューン』の審査はその域に達していなかったのではないか。
例えば『M-1』の審査を担当したオール巨人は、判断基準が非常に明確だった。年齢問わず、誰もが分かる題材。そして、頭を使いすぎずにできるだけシンプルに笑えるもの。この軸がしっかりしているため、オール巨人が低評価を下したとしても視聴者的には理解ができる。審査員は、講評のどこかのタイミングで自分の態度を示す方が良い。
そういったことを考えると、審査員は相当な覚悟をもってその場にのぞまなければならない。前述したようにコメントが細かくチェックされるため、多かれ少なかれ物議を醸すことは必至。なんらかの実績を持っている者にとって物事を審査することは、メリットがほとんどないようにも思える。
2022年の『M-1』の新しい審査員は、その講評や点数が誰よりもクローズアップされるはず。審査される側や視聴者をどれだけ納得させられるのか、早くも注目である。
提供・日刊サイゾー
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