「第2新卒」に限らず、転職する際は「自分に合った働き方」を考えよう

いざ転職！と考えるとどうしても気になってくるのが、転職先での仕事内容や条件面です。どんな仕事を担当するのか、前職と比べて給与や残業はどれくらい異なるのか……などなど。しかし高橋さんは、それ以前の部分を意識することが大切だと言います。

―――「第2新卒」で給料は上がりますか？

高橋：何とも言えません。そもそも給料は能力では決まっていないので、新卒であっても給料が高い会社で働けば高くなります。給料ってそういうものです。能力や経験があるから給料が高いわけではなく、単に企業ごとに設定している金額が異なるだけ。

ですので、たくさん稼ぎたいなら給料が高い会社を選べばいいし、仕事のやりがいを優先したいならそれもいい。転職を考える際は、まず「自分に合った働き方」ができるかに意識を向けることが大切ですね。

―――「自分に合った働き方」をどう考えればよいか、アドバイスはありますか？

高橋：仕事だけの側面で考えないほうがいいですね。「ワーク・ライフ・バランス」なんて言葉があるけれど、バランスなんてそうそう簡単に取れるものではないです。それでも、自分の意志で両方を充実させることはできる。ワーク（仕事）がきついときはライフ（私生活）に軸足を置いてもいいし、自分がどんなふうに過ごしていきたいのか、どんなふうに暮らしていきたいかを考えてみるのがいいと思います。

「出世して金持ちになりたい」「かっこいいマンションに住んでモテまくりたい」「結婚して子どもを産んで専業主婦になりたい」「社会に貢献したい」。いろんな考え方がありますし、間違っているものなんてない。自分がそうしたかったら、そうすればいいだけなんです。「こうでなきゃいけない」とか「バランスが取れていないといけない」とか、そんな風にとらわれ過ぎずに考えてみるといいですよ。

―――ありがとうございました。

「第2新卒」という身がまえを一度忘れて、理想の生活や働き方を考えてみよう

第2新卒として転職活動をしようとしている人は、高橋さんの意見を参考に、履歴書作成や面接でも「柔軟にイチから学ぶ姿勢」をアピールしてみるといいかもしれません。同時に「自分に合った働き方」はどんなものか、ゆっくり時間をとって考えてみるのもよさそうです。

提供・UpU

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