ミニマリストに学ぶ断捨離術⑤頂き物への考え方

断捨離をする時に、必ずといっていいほど悩むのが、人からもらったプレゼントです。相手の人が、その物をくれた時の気持ちを思うと、簡単には捨てられないのが人の気持ちです。でも、自分の趣味じゃなかったり、使い道がなくて、ずっとしまいっぱなしだったらどうでしょう。箱のまま押し入れの奥深くに死蔵品としてしまっておくのは、相手のことを思ってのことでしょうか?

この先、使うかどうか考えてみましょう。もし、使い道が見当たらなかったら、それはもう処分しても大丈夫でしょう。捨てる時に、もらった時の気持ちをもう一度思い出して、相手に感謝しながら片付けることで、後悔する気持ちや罪悪感も一緒に捨てましょう。

大切な人ほど気持ちを伝えあう

できることなら、使ってなくなるものや、食べ物などを送ってもらえるように、相手にさりげなく伝えられるようになるとベストです。長くお付き合いをする相手であれば今後もあり得るので、思い切って気持ちをお互いに話し合うことも必要です。そうすればこちらから、何を送るか悩むこともなくなるでしょう。

ミニマリストに学ぶ断捨離術⑥思い出の品・子供の作品たち

断捨離の難易度が最も高いのが、思い出の物や子供の物を処分する時です。もうすでに過去の物であり、今後使用する確率はほぼありません。そこまで分かっていても、心の中にあって、その物がなくなることが想像できない、いつまでも持っていたい。そこまで思うのなら、それは無理に捨てる必要はありません。

断捨離は、ただ物を処分することではありません。自分の中にある執着を手離し気持ちよく暮らすため方法です。今の自分にとって、必要であると思うのならそれは無理に手離す必要はないのです。自分の気持ちを無視して何でもポイポイ捨てていたら、むしろ後悔や喪失感で心がいっぱいになってしまいます。まずはその物と、じっくりと向き合ってみましょう。

子供の成長は何より嬉しい

主婦ミニマリストにとっても子供達の幼稚園や学校での作品は、やはり簡単には捨てられないようです。まずはきちんと作品を見て、褒めてあげましょう。そして期間を決めて部屋に飾るのもいいです。次の作品を持って帰ってきたら、交代で処分するなど、子供も一緒に考えてみるといいでしょう。子供自身も納得する方法なら、捨てられた!なんて思わないでしょう。

処分する前に、写真に撮っておくものいい方法です。データ化すれば場所を取らずに思い出を残しておけます。また、赤ちゃんの時のおもちゃなども、捨てにくい物たちです。この先使うこともなければ、見返すこともほとんどないのが正直なところです。思い切って処分しましょう。また、ひとつだけ箱を決めて、ずっととっておく物だけを収納するのもいいです。家族で考えてベストな方法を見つけましょう。

ミニマリストに聞く!断捨離して正解だった物

主婦ミニマリストの基本は、余計なものを持たない暮らしです。人によって、持ち物は何が必要か何が余計なものかは違いますが「あるのが当たり前」という思い込みを捨てることで、新しい暮らしが手に入るようです。主婦ミニマリストの持たない暮らしの方法を見てみましょう。

ミニマリストの洗剤はシンプルが一番

主婦ミニマリストの声で多いのは、洗剤の断捨離です。今は用途に合わせて、実にさまざまな洗剤があります。でもそれらすべてを揃えていたら大変な量になってしまいます。しかも、それらはほとんどが同じような効果があって、一本あれば十分に賄えてしまうようです。例えば、台所用の洗剤があれば、それで洗面台やトイレも掃除できてしまうという訳です。

ミニマリストの間では、シンプルな無添加石けんを愛用している人が多いようで、部屋の掃除からシャンプー、お皿洗いまで石鹸だけで暮らしている人もいます。持ち物が少ないだけでなく環境にも優しいシンプルな暮らしの方法は、ミニマリストならではといえるかもしれません。

断捨離の目安は家族の分だけあればいい

色とりどりの食器やストックしてある歯ブラシなど、普段使う人数よりも多い持ち物は断捨離候補です。また来客用の布団やスリッパも、ほとんど使うことなく、部屋の場所だけを占領しています。最近では、布団のレンタルなどもあるので、賢く利用する方法で持ち物はなるべく減らす事が持たない暮らしの第一歩です。

タオルにこだわりをもつ主婦ミニマリストが結構多いです。シンプルな色合い、感触、速乾性などが条件のようです。中にはバスタオルは断捨離してしまったという人もいます。もらい物などで、どうしても溜まりがちなものは、取っておいてもなかなか使う事はありません。家族の人数分くらい残して、あとは処分してもいいでしょう。

家電も断捨離しちゃうの!?ミニマリストの驚きの暮らし

主婦ミニマリストの家庭で、多く断捨離されていたのが炊飯器です。キッチンにあるのが当たり前のように感じますが、実はお鍋でご飯を炊けるので、炊飯器は必要ないのです。お鍋で炊いたご飯のほうが、おいしくてしかも時短になるらしいです。

ホームベーカリーやミキサー、たこ焼き器なんかも、一時期の流行りで使ってみるものの、結局はほとんど使用されずに断捨離されることが多いようです。ほかにも、掃除機やテレビといった普通の家庭にはあるであろう家電も、ミニマリストにとっては不要なものになってしまうのですね。持たない暮らしは、当たり前だという思い込みさえ捨てることができるのです。

ミニマリストへの道は、できないことを頑張らない

管理できないならやめちゃおう!

細かな分別やファイリング、収納ボックスを使って美しく整理整頓する方法もいいですが、得意でなければできない難易度の高い技です。収納ボックスをたくさん買い込むだけで、持ち物が増えてしまいます。

たしかに収納術は大事ですが、一番大切なのは、自分が暮らしやすいかどうかというシンプルな部分です。きっちりしすぎても、疲れてしまい片付けどころじゃなくなって逆に汚部屋になってしまったら本末転倒です。バスマットやトイレマットなどは清潔を保つにはこまめな洗濯が必要です。面倒でそのままにしておけば、あっという間に汚れてカビたりもします。

それならいっそ、なくしてしまえばいいのです。風呂上りは、タオルで拭いてから脱衣所へ出ればいいし、トイレはスリッパがあるのでマットは必要ありません。持たない暮らしは工夫次第です。マメな管理が必要なものは、なるべく手離してシンプルに暮らすことが自分自身も楽になれる方法です。