瞑想をはじめたばかりの方は、瞑想をいつ・どれくらいの時間行えば良いのか、瞑想をする上でデメリットはあるのか、など知りたいことが、どんどん出てくるでよう。
この記事では、ベテランヨガインストラクターが瞑想の初心者さんから多く寄せられる質問について回答していきます。
瞑想にデメリットってあるの?
基本的に、瞑想にデメリットは全くないとされています。
仮にあるとすれば、瞑想にハマり過ぎて瞑想依存になってしまったり、なんでも瞑想で解決しようとしたり、あるいは瞑想のために生きることを決意し、もはや一般社会では生きるのをやめてしまうといったケースでしょうか。
もし、そういった選択をしても、本人がそれで幸せなら周囲はどうすることもできません。
例えば、タレントの片岡鶴太郎さん。
「瞑想にのめり込み、お出かけの8〜9時間前に起床する生活にシフトしている」とよくテレビなどで話していて、やや奇異の目で見られています。
私個人にとっての瞑想は、ストレスフルな日々の中でも心身のバランスや健康を保つために日々少しずつ行う、心身のメンテナンス法と理解しています。
瞑想を修行のために行ったり、解脱のために行ったりはしていません。
ですから、瞑想を続けることで幸せになれますし、さまざまな健康効果も得られます。
- 具体的に報告されている瞑想の効果
- ストレスが減少する。
- 集中力が高まる。
- アイディアやインスピレーションが浮かびやすくなる。
- 睡眠の質がよくなる。
修行や解脱を目的に瞑想をされている方はだんだん浮世離れてしてしまうので、瞑想によって逆に現代社会では生きづらさを感じてしまうようです。
これがデメリットといえるかもしれません。
毎日ちょっとの時間、背筋を伸ばして静かに座り、自分の内側に意識を向ける時間をもつという範囲の瞑想であれば、誰にとってもデメリットはないでしょう。
瞑想をしてはいけない人や向かない人はいる
うつや身体的に虚弱な人、体調が悪い人などは、瞑想には不向きとされています。
感情が混乱しやすい人や幻覚などが見える人も、瞑想をすべきでありません。
瞑想によって、症状が悪化する可能性もありえます。
また、「瞑想で不調を治したい」と考えるのも間違っています。
瞑想は病気を治すものではありません。
瞑想に過度な期待をしている人(お告げのようなもの、予言、超能力的なパワーなど)も、瞑想すべきではないでしょう。