◆騒動の張本人は、まさかの母親

 すると、そこには信じられない光景が広がっていたのです。

騒動の張本人は、まさかの母親
「振り向くと、ロビーの椅子に座っているはずの母がいないんです。そして、スタッフが駆け付けた先には、お土産コーナーでペタンとへたりこんだ母の姿が。驚いてダッシュで母のもとに駆け付けました」

 座り込む母の隣には、お土産のキーホルダーを陳列する大きなキーホルダースタンドが倒れていました。大きな音は、このスタンドが倒れた音のようでした。

 母本人は「何が起こったかわからない」と言っていましたが、みゆきさんは母の行動が想像できてしまったそうです。

◆これから観光という時に足をひねる

これから観光という時に足をひねる
「母は、興味があるものを見つけると、ふらふらと吸い寄せられてしまうんです。ロビー内のお土産コーナーは、3段ほどの階段を下りたところにありました。わたしが想像するに、母はお土産が目に入り、お土産コーナーに段差があるのが分からず、足元を見ずにそのまま歩いてしまったのではないかと思います。それで階段から落ちそうになって、とっさに目の前にあるキーホルダースタンドに手をかけ、スタンドが倒れてしまったのだと思います」

 幸い、大きなケガはなかったようですが、少し足をくじいたようで、足に切り傷、足首に腫れがあったそう。病院に行くほどではなさそうでしたが、少し足を引きずっている状態だったそうです。

「もともと、おっちょこちょいの母なんです。やっと箱根について、これから観光というときにやらかして、本当にトホホな気分でした。幸い大きなケガではなかったですが、少し時間が経つと足首がパンパンに腫れてビックリ。箱根に着いて最初に行ったのは、ドラッグストアです。湿布とテープを購入して、母の足に湿布を貼るのが最初の仕事でした(苦笑)」