部署異動や退職時にしなくてはならない、仕事の引き継ぎ。「何をどう引き継げばよいのかわからない」という方でも、ポイントをおさえることで上手に引き継ぎをすることができます。この記事では、上手に仕事を引き継ぐ5つのポイントや注意点などを解説していきます。
仕事の引き継ぎとは?
仕事の引き継ぎとは、異動や転職など退職することになった際に、自分が担当してきた業務の内容を後任者に伝えることを言います。
引き継ぎが適切に行われなかった場合、後任者が業務の内容を理解できず支障が出てきてしまいます。
それだけではなく、他の仕事仲間や取引先にも迷惑をかけるなど悪い影響が出てしまうため、引き継ぎは必ず行いましょう。
仕事の引き継ぎが大切な3つの理由
仕事の引き継ぎが大切な理由は、3つあります。
ここではそれぞれの理由を、詳しく解説していきます。
1.後任者がスムーズに業務へ移るため
仕事の引き継ぎは、後任者がスムーズに業務移行するための、大切な役割を持っています。
なぜなら引き継ぎが上手くできていないと、後任者が仕事の内容を把握できず、業務に支障が出る場合もあるためです。
実際に、NEXTジャーナルのアンケートによると、業務の引き継ぎ方に不満を感じている人は「65.3%」と半数以上を占めています。
【Q.業務の引き継ぎ方に不満を感じたことはありますか?(回答数:199名)】
出典:リクナビネクストジャーナル|【異動・転勤の方必見!】デキる社会人のスマートな引き継ぎポイント4つ
引き継ぎが不十分なまま担当が変われば、これまでの業務スピードや仕事の質が下がり、企業全体の信頼が損なわれる可能性もあります。
資料の保管場所や取引先との関係性など、必要な情報やタスクをしっかり伝えることで、後任者は円滑に業務へ移ることができるでしょう。
2.取引先や関係者に迷惑をかけないようにするため
仕事の引き継ぎがなく、急に仕事の担当者が変わると、これまで関わっていた取引先や関係者に迷惑をかけることになります。
それだけではなく、引き継ぎが不十分だった場合には、取引先の信頼を失ってしまう場合があります。
一番最悪なケースは、取引が中止になることです。
そうならないためにも、後任者への引き継ぎはしっかりと行いましょう。
3.退職後に問い合わせが来ないようにするため
引き継ぎ内容が不十分だと、分からない点などを聞くために、退職したあとに連絡が来るケースがあります。
既に別の仕事をしている場合でも、後任者から連絡が来てしまい業務に集中できないことも。
退職前の業務に関する連絡がこないようにするためにも、引き継ぎはしっかり行いましょう。