時間栄養学ダイエットの実践方法を紹介

それでは食べるタイミングについてどのようなことに気をつければいいのでしょうか。具体的な方法を紹介していきます。
 

1、1日3食食べる

まずは1日3食を意識して食べることを心がけましょう。ダイエットというと食事の回数を減らして食べる量を減らそうとする人がいますが、そういった方法は間違いです。

体質にもよりますが、多くの場合、トータルで同じ量・同じカロリーでも、1日1食でまとめて食べるより何回かに分けて食べた方が太りにくいことが多いのです。これは、脂肪の蓄積や空腹に関わる血糖値の急上昇、急降下を防げることが理由です。

日本人の多くは、小さな頃からライフスタイルとして1日に3食食べるという食べ方が定着していると思います。このスタイルをいきなり崩してしまうと太る原因になります。ただし、子どもの頃のように決まった量を食べる必要はありません。自分の空腹具合と相談して、1日3食の量を調整してみましょう。
 

2、夜食は絶対NG

夜になると晩御飯を食べたのにお腹が空いて何か食べたくなるということがあるかもしれませんが、夜食をすると太ってしまうので夜食は絶対にNGです。

夜食をすると太る原因として、夜には脂肪を合成する酵素がたくさん出ているからということが挙げられます。

私たちの体には脂肪を合成する酵素や筋肉を作る酵素などたくさんの酵素がありますが、その酵素は1日の中でリズムを作っています。つまりたくさん酵素が出ている時間帯やあまり酵素が出ていない時間帯があるのです。

夜の時間帯には脂肪を合成する酵素がたくさん出ているので、夜食をすると太る原因になります。夜中は太りやすい時間帯だということを覚えておきましょう。
 

3、朝は太陽の光を浴びる

私たちの体の中にはたくさんの体内時計があるということをお話しました。この時計の針は何もしないとどんどんずれていき、太りやすい体になっていきます。そのため、体内時計の針をリセットさせることが必要になります。

体内時計の針をリセットさせるには、太陽の光を浴びるのが一番。

太陽の光を浴びると目は光の刺激を感知して、光が届いたという情報を脳に届けます。脳はその情報を感知すると全身の組織の体内時計の針をリセットさせます。

実際に、ずっと暗いところにいると太りやすいことも分かっています。朝起きた時には少ししんどいかもしれませんが、カーテンを開けて太陽の光を浴びるようにしましょう。曇りの日でも、光はしっかり届きます。