◆中年女性を“女”と見ない夫にモヤモヤ
「ここのところ夫はわたしを“女を降りた”扱いするようになり、すごくモヤモヤします。ちょっと買い物に出かけるとき、軽くメイクをしようと準備すると『化粧しても誰も見ないんだから素顔でいいじゃん、誰も見てないし』とか言ってきます。アンチエイジングにこだわりはないけれど、年相応にキレイにしていたいと思っているのに、心外です」
女性は年齢関係なく、おしゃれやお化粧を楽しみたいと思っている人が多いと思います。戸田さんもその1人。年相応にお化粧をしても「若作りしている」ように見られるのも、モヤモヤするそうです。
「女は若さがもてはやされるのに、男性は年をとっても『渋い』とか言われて、なんだか納得いきません。わたしの中で、お化粧やオシャレは、楽しみのひとつでもあり、身だしなみでもあります。若作りしているつもりはないのに…。そして、なぜかオバサン扱いされていますが、わたしは、永遠に夫の12歳年下。夫からしたら永遠の“若い女”なはずなんですけどね(笑)」
◆「ババア」呼ばわりするな
男性は、自分のことは棚に上げて、若い女性をちやほやする傾向にありますが、男性自身も同じペースで年を取っていることを自覚してほしいものです。
「わたしが中年なら、夫は老人です。もうジジイになったアンタが『ババア』呼ばわりするな!!と言いたいです」と戸田さん。
男性も女性も、年齢で評価されることなく、その人の中身を見られるようになっていけばいいですね。
<文/塩辛いか乃 当たり前を疑う主婦ライター>
【塩辛いか乃】
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。note/Twitter:@yukaikayukako