1月におすすめの時候の挨拶例文特集

1月に季節の挨拶状をハガキで送る場合、明るい表現を使い、幸運な一年を予感させる文章の書き方がおすすめです。ビジネスなどフォーマルな文章の基本的な書き方として、「拝啓」から始めて「厳寒の候」「寒冷の候」など漢語調の時候の挨拶の文章を入れるのが一般的。

一方、友人などに出すカジュアルな手紙の場合は、口語調でより柔らかい印象の時候の挨拶がふさわしいとされています。手紙の書き出しに迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。

1月上旬におすすめの時候の挨拶例文

《1月》おすすめの時候の挨拶例文。ビジネス〜カジュアル向けの書き方をレクチャー
(画像=pixabay.com Folkより引用)

一年の始まりの時期に当たる1月上旬には、とりわけポジティブな時候の挨拶例文を意識するのがおすすめです。ビジネス関係のお客様へのかしこまったお手紙には、「新春の候」、「初春の候」、「七草の候」などの表現がよく使われますので、ぜひ覚えておきましょう。

取引先への新年の挨拶に相応しい例文


淑気満つ初春の候、貴社の皆様におかれましては、よいお年をお迎えになったことと存じます。


取引先との新年が明けて初めてのやり取りには、ビジネスシーンに相応しい「初春の候」という時候の挨拶を用い、晴れやかな印象を与える例文に仕上げましょう。

昨年に引き続き関係を継続させていきたいお相手へのお手紙やメールにぜひ使いたい、おすすめの時候の挨拶例文です。

明るく前向きなイメージを与える例文


寒の入りとともに寒さが一段と厳しくなってまいりましたが、 ○○社長におかれましてはますますご壮健のこととお慶び申し上げます。


寒さが徐々に厳しくなる1月上旬。「寒の入り」という時候の挨拶を取り入れて、お相手を気遣う気持ちを表現しましょう。

また時候の挨拶と共に「ご壮健のこととお慶び申し上げます」という表現を使うことで、1月に相応しい前向きな例文に仕上がっています。

季節感満載のカジュアルな例文


七草粥の時期となりました。


一年の無病息災を願って1月7日に食べるのが、おなじみの七草粥です。三が日を過ぎてのお手紙には、ぜひこちらの簡単な時候の挨拶例文を使ってみてはいかがでしょうか。

1月上旬の時期に相応しい、季節感満載のカジュアルな時候の挨拶例文を使ったお手紙は、きっとお相手の心に真っ直ぐに届くはずですよ。

穏やかな冬晴れをイメージさせる例文


初春にふさわしく、のどかな天気が続いています。


年明けのシーズンにぴったりの、「初春」という時候の挨拶例文を使った、穏やかなイメージが漂う表現です。特に都市部では、お正月のシーズンは比較的天候に恵まれることが多いもの。

真っ青な空がイメージできる簡単な書き方の時候の挨拶例文を、親しい友人へのお便りにぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

親しい方への簡単な新年の挨拶向けの例文


松の内の賑わいも過ぎ、ようやく平生の暮らしが戻ってまいりました。皆様、お健やかにお過ごしでしょうか。


1月7日の松の内を過ぎると、お正月気分も少しずつ落ち着き、普段の生活に戻っていく人が多いはず。

こちらのカジュアルな書き方の時候の挨拶例文を用いて、親しい方にご機嫌伺いのお手紙を認めてみてはいかがでしょうか。葉書を受け取ったお相手の笑顔が思い浮かぶような、1月上旬におすすめの時候の挨拶例文です。

1月中旬におすすめの時候の挨拶例文

《1月》おすすめの時候の挨拶例文。ビジネス〜カジュアル向けの書き方をレクチャー
(画像=pixabay.com Folkより引用)

ますます寒さが本格化する1月中旬の時期には「小寒の候」、「寒中の候」、「晩冬の候」などの時候の挨拶例文を使うのが一般的です。

お正月が終わってホッとした瞬間、体調を崩す人も増える時期でもあります。お相手の健康を願う表現を使うと、真心が伝わることでしょう。

ビジネスメールにも向く畏まった印象の例文


寒中お見舞い申し上げます。厳しい寒さの中、ひだまりのような福寿草に心温まる季節。
お元気でご活躍のことと拝察いたします。


「寒中お見舞い申し上げます」という1月の定番の時候の挨拶を冒頭に使った、ビジネスメールにも相応しい例文です。

また冬の代表的な花でもある福寿草を例文に取り入れ、お相手のホッと心が安らぐような時候の挨拶例文に仕上げていますね。寒さを一瞬でも忘れられるような書き方の季節のお便りを、ぜひ1月中旬に認めてみてはいかがでしょうか。

目上の方への敬意が伝わるフォーマルな例文


寒中のみぎり、○○様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。


目上の方やビジネス関係のお手紙に相応しい、「寒中のみぎり」という1月向けの時候の挨拶を使った例文です。

年が明けてからしばらくお会いしていないお相手には、こちらの丁寧な印象を与える書き方の例文がおすすめです。「寒中のみぎり」の部分を変えれば、季節を問わずに使える例文なので、覚えておくと便利ですよ。

手紙を出すお相手を問わず使いやすい例文


寒に入り寒さが厳しくなってまいりました。


寒さが増していく1月中旬には、「寒に入り」という時候の挨拶がしばしば用いられます。冬本番を迎える時期に相応しい、時候の挨拶を書き出しに取り入れることで、スムーズに本文へと移行できますよ。

畏まった文面にもカジュアルなお手紙にも使える、ぜひ押さえておきたい簡単な1月中旬向けの時候の挨拶を使った例文です。

春を待ち望む気持ちが表現された例文 相変わらずの寒さで春の訪れが待たれる昨今ですが、お元気でご活躍のことと存じます。

連日のように続く寒さに、冬の終わりを待ち望む人も増えてくる1月中旬。「春の訪れが待たれる昨今」という時候の挨拶を使った例文を使えば、きっとお相手の共感を得られることでしょう。

しばらく会っていない友人や同僚へのお手紙にもおすすめの、1月向けの時候の挨拶例文です。

寒さ厳しい冬の情景が思い浮かぶ例文


先日来の雪で、野山も白一色の銀世界となりました。皆様、お元気でいらっしゃいますか。


寒さの厳しい地域に住んでいる場合は、ぜひ1月の時候の挨拶の例文に「雪」や「銀世界」といった、季節感満載の表現を使うのがおすすめです。

文章を読んだそばから目の前に情景が浮かんでくる例文は、親友への簡単な文章でまとめた季節のお便りにもぴったりです。冬らしい挿絵が描かれたハガキに認めたい、1月中旬ならではの時候の挨拶例文ですよ。