◆金属バット、阿佐ヶ谷姉妹…ラストイヤー組も温情なし!

 見取り図のように、今年がラストイヤーでなおかつ現地評価が良かったにもかかわらず、残らなかった芸人さんも数多くいます。なかでも一番話題になったのは金属バットではないでしょうか。4年連続準決勝に進出し、去年は敗者復活戦で2位だった金属バットは準決勝進出者発表直後のトレンドでも上位になるなど、その敗退はお笑いファンの一番の驚きでした。

 いつにも増して声を張り、M-1用に仕上げたと思われる本気感あふれるネタで準々決勝の会場を沸かせていた彼ら。悲願の決勝進出を誰もが応援し、今年こそはと予想されていたにもかかわらず、残念な結果に終わりました。

 他、『女芸人No.1決定戦 THE W』の王者・阿佐ヶ谷姉妹、08年09年ファイナリスト・モンスターエンジン、既に名前を挙げた見取り図も含め、ラストイヤーの多くの芸人たちが敗退。

 現時点でラストイヤーで準決勝以上に残っているのは、キングオブコントでも優勝したかもめんたるだけです。かもめんたるには、彼らの分まで頑張ってほしいですね。

◆TCクラクションは来年に期待! 無名でも準々決勝で爆発した面々

 また、準決勝進出は叶わなかったものの、無名でも大ウケしていたコンビが多数いたようです。現地で観戦したファンや、翌日の有料配信を見たファンからのレポートやSNSの書き込みによると、なかでも注目されていたのはTCクラクション。

 サンドウィッチマンやカミナリ、ランジャタイらを抱える事務所グレープカンパニーに所属するTCクラクションは、11月12日に行われた準々決勝1日目のトリに登場。知的ながらも勢いを感じさせるネタで大爆笑をかっさらい、準決勝進出当確との声もSNSでは多くみられました。

 他、吉本興業所属のダブルヒガシ、シシガシラ、マセキ芸能社所属のひつじねいりなどが、無名ながらも通ってもおかしくないくらい笑いを取っていたようです。