◆ランジャタイ、ゆにばーす…昨年ファイナリストたちも苦戦

 奇想天外な芸風ながらも、2022年は多くのテレビ番組に出演し、冠番組を持つまでになったランジャタイ。最近はダウンタウンが総合司会を務めるTBS系特番『お笑いの日2022』でダイアンの津田さんとコラボした通称・ゴイゴイスーミュージカルでも話題を呼びました。

『ランジャタイのキャハハのハ!』(ポニーキャニオン)
『ランジャタイのキャハハのハ!』(ポニーキャニオン)
 彼らの世界観が一般にも認知されはじめ、ランジャタイがM-1優勝を掴むことも夢ではないと言われていた矢先のこの敗退には、驚いた人も多かったはず。準々決勝の現地ではかなり大きなウケを取り、次の出番の阿佐ヶ谷姉妹が笑い疲れたお客さんを冒頭で気遣うほどだったのですから。

 しかし、前年ファイナリストともなると、審査員のハードルも高くなるもの。現状維持の面白さではなく、アップデートされた面白さを求められてしまうのは仕方のないことでしょう。

 他、ゆにばーす、インディアンス、モグライダー、そして三回戦で終わったももなども、昨年ファイナリストにもかかわらず敗退。決勝どころか連続で準決勝に進むことがいかに難しいことか知らしめる結果になりました。