年末の風物詩となった漫才日本一決定戦『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)。今年の『M-1グランプリ2022』には過去最多の7261組がエントリー。現在は準決勝進出の27組にまで絞られ、12月18日(日)に行われる決勝戦に向けて勝負も佳境に入ってきました。

『M-1グランプリ2022』ロゴ
『M-1グランプリ2022』ロゴ(画像はリリースより)
 近年では、進出するだけで多くの業界人からチェックされるとも言われるM-1準決勝。そのぶん難易度が高くなり、さまざまな実力派が準々決勝までの時点ですでに敗れています。

 今年の結果には、準決勝に進出したオズワルドの伊藤俊介さんでさえもTwitterで「結果見て震えためっちゃ。エグいなこれは」(2022年11月17日の投稿より引用)と思わずつぶやくほど、例年にも増して厳しいものでした。

 そこで今回は、敗退したコンビの中でも特に注目度の高かった面々をピックアップして紹介します。

◆見取り図、ぼる塾…人気者も敗退。テレビ出演と両立は難しい?

 東京進出し『ラヴィット!』(TBS系)の水曜レギュラーとしても人気の見取り図。2020年のM-1で3位になったことにより全国区のテレビ露出が激増した彼らは、まさにM-1ドリームを掴んだ芸人と言っても過言ではありません。

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 ラストイヤーの今年は各所で「絶対に決勝に行きたい」と宣言していた彼らでしたが、準決勝進出者の中にその名はありませんでした。テレビに出続けながら高水準のM-1ネタを仕上げ、ウケを取るのは実力者・見取り図であっても難しいことだったのでしょうか。

 ほか、EXIT、カミナリ、コロコロチキチキペッパーズなどのテレビで活躍中の面々もここで涙を飲みました。四千頭身やぼる塾、ティモンディ、鬼越トマホークなど、テレビ知名度の高い芸人さんたちも三回戦以下で敗退しています。