◆友人関係に

そこからなんとなく3人で話しながら飲んでいた香織さん。Sさんは博学だけれども控えめで、好印象だったと言います。

「時々発するひと言がスマートで、面白い人だなと思いました。Sさんは既婚者でしたし、見た目もイケメンではなく、まったく“異性”として意識しなくていいのも良かったです」

香織さんはその後も何度かそのバーでSさんと鉢合わせし、その度に徐々に仲良くなっていったとのこと。

◆お互いに相談し合う仲に

Sさんはあまり奥さんと上手くいっておらず、そのことを香織さんに相談し、香織さんは上手くいかない婚活のグチをSさんに話すようになりました。

「Sさんは男目線でぶっちゃけて婚活のアドバイスをくれたので、そういう相手がいるのはありがたかったです」

また、Sさんは奥さんとずっと夜の関係がないことに悩んでおり、香織さんも真剣に相談に乗っていたとのこと。

◆大好きだからと言われ…

ワイングラスと女性の手元
ある時、いつものように行きつけのバーで飲んでいたふたり。香織さんはその日、婚活で出会った男性と上手くいかず、落ち込んでいました。

「Sさんに『私って、いつも本命になれないんだよね…』ってグチったんです。そしたら、Sさんはすごい勢いで『全然そんなことない!見る目がない男に出会ってるだけだよ!ちゃんと中身を知ったら大本命だよ!』って言ってくれたんです」

気持ちが弱っていた香織さんに、その力強い言葉は響きました。そしてまっすぐ目を見て「俺は香織ちゃん大好きだから」と言ってきたとのこと。

「突然のことで、すごくドキドキしたのを覚えています」

それから2人が不倫関係になるまでに時間はかかりませんでした。