市民団体「要件があいまい」と批判

この試案に対しては、性犯罪に関する刑法改正を求める市民団体でつくる「刑法性犯罪改正を実現させる市民プロジェクト」が、修正を求める緊急声明を発表しました。

まず、性交同意年齢の引き上げによって、13歳以上16歳未満の者に対する性的行為が処罰対象になったものの、「対処能力が不十分であることに乗じた」という要件が加わっており、この要件の削除を求めています。13〜15歳の子どもから見れば、5歳以上年上の者からの性的行為に対処する能力がないことは明らかだ、という批判です。

試案の強制性交等罪に「拒絶困難」という要件がある点については、あいまいな要件を加えることなく、明確に規定するよう求めています。

今後の動きは・・・

性暴力事件をめぐっては、2019年に4件の無罪判決が出たことで、性暴力に反対するフラワーデモのきっかけともなりました。しかし、4件のうち3件について、のちの控訴審で逆転有罪判決が出ています。

前述のプロジェクトは、「拒絶困難」という要件は現行法の「抗拒不能」要件と同様に「裁判官の裁量によって著しく狭く解釈される危険性」があると批判しています。

今後も性に関する法律などについては、さまざまな声があがりそうです。

文・岡本一道
政治経済系ジャーナリスト。国内・海外の有名メディアでのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会などさまざまなジャンルで多数の解説記事やコラムを執筆。

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