油は6つ目の味覚!?高級焼肉が美味しく感じる理由
高カロリーなものには油が多く含まれています。実は、油は6つ目の味覚になるとも言われていて、それが高カロリーなものを好んで食べてしまう理由として考えられます。
味覚には「甘味」「苦味」「旨味」「酸味」「塩味」の5つがあります。こうした味を感じるのは、舌にこれらの味を感じ取り脳に情報を届ける受容体と言われるものがあるからです。
まだ研究が進められている途中ですが、舌に脂質を感じ取る受容体があるため脂質は6つ目の味覚である可能性が考えられているのです。
脂質の味を感じるということは、脳は脂質をおいしいと感じてもっと食べたくなることに繋がります。霜降りの高級なステーキや焼き肉を美味しいと感じるのはそのためかもしれません。
報酬系を抑えて食欲をコントロールする方法
脳は高カロリーなもの、特に糖質と脂質が多く含まれたものを見ると報酬系が活性化されて食べたいと感じるということが分かりました。では一体、どうすればこの報酬系に打ち勝つことができるのでしょう。
まず、脳の報酬系は理性で抑えることができます。ジャンクフードや揚げ物は絶対に食べない!という確固たる意志があれば、食べ続けることはなくなります。
意思が弱く負けてしまう、食べることが好きで辞められないという方は以下の方法も参考にしてみてください。
自然のものを中心に食べて味わう
糖質と脂質が多く含まれているものは、ジャンクフードやお菓子、ケーキなどが挙げられます。これらの食べ物は人が作り出した食べ物です。一方、卵や牛乳、お肉、野菜など自然から取れる食べ物には糖質と脂質が多く含まれているというものはほとんどありません。タンパク質も多く含まれていて健康にいいです。
報酬系を活性化させず、食欲をコントロールするためには、自然から取れる食べ物を意識して食べることが有効です。だんだんと味覚が、自然の味になれてくるとジャンクフードを欲しなくなります。
1日7時間寝る
睡眠不足だと、食欲を増進させるホルモンの分泌が増え、つい食べ過ぎてしまいます。また睡眠が十分でないと、頭が働かず意思も弱くなりがちです。ダイエットをしていても「まぁいいか」という気持ちになり、報酬系の思うがまま味の濃いものを食べてしまうことになります。しっかり睡眠時間を確保することが、食欲コントロールを上手に行っていくコツです。
理想は1日7時間。はなから無理だと諦めずに、寝る前のルーティンを見直して、早寝してみてはいかがでしょうか。
おいしいものを辞める
脂質や糖質が多い高カロリーなものは、脳の報酬系を活性化させます。そして、よりおいしいものを求めるようになります。人間の欲には果てがありません。このような事態に一度ブレーキをかけるためには、思い切っておいしいものを辞めるという選択もあります。
外食ばかりの生活なら、自炊を取り入れご飯や味噌汁といった質素な食事に切り替えてみましょう。高カロリー食への依存がとけるきっかけとなります。その後は適度においしいものを食べれば、満足度も上がることでしょう。
高カロリー食を好むのには理由があった!
高カロリーなものほど好んで食べがちですが、それには脳の報酬系が関わっていて、しっかりとした理由があったのです。カロリーが高いものばかり食べていると太る原因になりますが、好きなものを食べるチートデイを設けたりしてたまには脳にご褒美を与えるのもいい息抜きになりますね。脳の報酬系について理解した上で、それとうまく付き合っていく方法を考えていきましょう。
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