ヨガは全身を使って行いますが、足首や手首、あるいは目線や呼吸など、体の細かいパーツの動きや動かし方によってその効果が変わります。

細かい部分を疎かにすると、せっかくヨガをしてもポーズの後に体がだるくなったり、痛みを感じたりしますが、細かい部分を正しく使い動かすことで、疲れがすっきり取れたり、体が驚くほど軽くなるのです。

ここではヨガの際に正しく使って欲しい「足首」について詳しく解説します。

足首の硬さが万病のもと?足首の歪み・硬さは全身の歪みの原因になる!

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

足首は非常に繊細で、日常的な動作でも無意識のうちに酷使しているので、歪みやすく、歪んでいない人はいないといっても良いパーツです。

しかも足首は年齢とともに硬くなるもの。

足首が硬くなることで、膝が痛くなったり股関節が硬くなったり、腰痛が起こっている可能性も多いにあるのです。

とはいえ、足首が硬いかどうか、自覚がない人も多くいるはず。

そこでチェックテストをご用意しました。

以下のことが多く当てはまるほど、足首は歪んでいる・硬い状態と考えて良いでしょう。

□外反母趾など、足指が真っ直ぐでない

□真上を向いていない爪がある

□靴の外側や内側ばかりが減っていく

□歩いているときの足音が大きい

□歩くことが疲れる、好きではない

□膝が痛い、痛くなりやすい

□ふくらはぎの外側が張っている

□ふくらはぎが疲れやすい

□股関節が硬い

□あぐらで座ると足首が痛い

□腰痛や首こりは慢性的で何をしても解消しない

□ちょっとした段差でもつまづく

□足首を捻ったり、捻挫しやすい

いかがでしょうか。

体のちょっとした痛みや、歩きにくさ、疲れやすさも足首が大いに関わっています。

特に足首の外側は硬くなりやすいパーツ。

床に座った状態で足を投げ出して、足首を外側に回してみると(はじめに甲を伸ばすように外まわしする)、内側に回す(はじめに足首を顔側に向けるように打ちまわしする)より難しいと感じる人は多いのでは?

この場合は、足首を外まわしで30回くらい行ってみてください。

これだけでもその後に、立ったり歩いたりがややスムーズに感じられるはずです。

足首を回すだけで半年で10キロ近く痩せたという人も!

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

足首に関するメソッドは多くあり、例えばアマゾンで「足首」で検索するとたくさんの専門書が出てきます。

中には足首回しだけで減量に成功したという書籍まであります。

足首を正しいポジションにセットして使うには足指から整える必要があるとか、足の甲も大事とか、専門家ごとに大切なポイントは少しずつ異なりますが、共通していることは「足首はよく回した方が良い」ということです。

また回す回数についても「これ以上回すと副作用がある」ということはなく、1日に何度でも、好きなだけ、暇さえあれば積極的に回して欲しい、というのも共通しています。

そして、足首を回すことでダイレクトに繋がっているふくらはぎの血流が良くなる、膝の歪みや股関節のねじれもやはり繋がっているので良くなる、というのも共通する理論です。

とにかく難しいことを考えずに、足首は暇さえあれば回す習慣を身につけるだけでも良いのです。

ただし、ゆっくり丁寧に、大きく回すように心がけましょう。