不成就日は字を見ても分かる通り、いい意味がなさそうな日ですよね。結婚や入籍などは大安吉日がいいことは有名ですが、不成就日はどうなのでしょうか?不成就日にやっていいこと・いけないことを紹介します。六曜の意味や由来も紹介しますので、参考にしてみてください。
不成就日とは?読み方・由来や意味は?
不成就日とは選日の1つで六曜とは別の歴注
不成就日とは選日の1つです。歴注の種類は多数あるので混合しがちですが、六曜とは別の歴注です。選日の中で他に有名なものだと、一粒万倍日などがあります。十干十二支の組合せで吉凶を占う為のものなので、科学的根拠がある訳ではありませんが縁起の悪い凶日です。
不成就日の読み方・由来や意味
不成就日の読み方は、「ふじょうじゅび」もしくは「ふじょうじゅにち」と読みます。漢字の意味の通り、成就しない日という意味になります。何事も成就しないので、結婚や入籍などの祝い事では避けられる事が多いです。
他にも子供の命名や願い事や仕事始めなどは、他の吉日に当たる日でも避けた方が良いでしょう。おめでたい事や成就させたい事、何か新しい事を始めるには向いていない凶日です。
不成就日にやっていいこと5選!
不成就日にやっていいこと①お祝い事や新しく何かを始める以外のこと
不成就日にやっていいこと1つ目は、お祝い事や新しく何かを始める以外のことです。不成就日は何をやってもうまく行かない日なので、不成就日だから何をするのにおすすめという日はありません。やっていいこととはいっても、やっても極力問題が無い事だと思ってください。
100歩譲ってですが、お祝い事や新しく何かを始める以外のことであれば何をしても問題ありません。具体的に何をやっても問題ないのかは、2つ目以降から詳しく紹介していきます。お祝い事でもなく新しくも無い事なので、普段通りの生活で何か不幸な目にあうという事はないので安心してください。
不成就日にやっていいこと②友引以外の法事やお葬式
不成就日にやっていいこと2つ目は、友引以外の法事やお葬式です。法事やお葬式を不成就日に合わせてやった方がいいという訳ではありません。法事やお葬式はお祝い事でも新しい事でもないので、問題ないという意味です。ただし法事やお葬式の時は、六曜の友引に当たる日は避けてください。
友引自体は良くも悪くも無い日ですが、友引の日に法事やお葬式をしてしまうと友達も道ずれになってしまうという迷信があります。本当に死んでしまう事はまずありませんが、縁起が悪い事なので避ける事が多いです。それ以外であれば、不成就日に当たる日でも問題ありません。
不成就日にやっていいこと③友引以外の離婚
不成就日にやっていいこと3つ目は、友引以外の離婚です。友引に当たる日でも問題はありませんが、離婚の日付を選べるのなら友引以外が良いでしょう。不成就日が離婚する日に向いている訳ではなく、問題ないだけなのでわざわざ不成就日を選ぶ必要はありません。
何事もうまくいかない不成就日ですが、離婚するということは元々うまくいっていない状態なので関係ありません。むしろ結婚と違い、離婚は日付をわざわざ考える物ではないので気にする必要はありません。
うまく離婚出来ないのではないかと心配かもしれませんが、離婚は元々簡単に出来るものではありません。不成就日は誰にとってもうまくいかない日です。つまり離婚相手も同じ条件なのです。うまく離婚出来ないかもと心配な場合でも、相手も同じ条件だと思えば問題ありません。
不成就日にやっていいこと④付き合いが長い友人や恋人とのお出かけ
不成就日にやっていいこと4つ目は、付き合いが長い友人や恋人とのお出かけです。いつも通りで問題ないですよという意味です。もし何かあっても、付き合いが長ければ笑い話にする事が出来ます。それもまた思い出の1つという事です。しかし初デートの場合は日を改めた方が良いかもしれません。
初デートはめでたい事でもあり、新しい事でもあります。うまくいかないと、後々の関係に響いてしまう可能性があります。初デートに勝負をかけているなら、吉日を選んだほうが良いでしょう。付き合いが長い場合でも、新しいデートスポットや、いつもしない事は避けた方がいいかもしれません。
不成就日にやっていいこと⑤家でゆっくりする
不成就日にやっていいこと5つ目は、家でゆっくりすることです。不成就日は何事もうまくいかない日なので、家で大人しくしているのがベストとされています。吉日に当たる日でも家でゆっくりしていても良いですが、外に出た方が良い出会いがあるかもしれません。
忙しくてゆっくり出来ない人なども、不成就日をきっかけに家でゆっくりしてみてはどうでしょうか。家でゆっくりすると特別良い事がなくても、疲れをとる事は出来ます。何事もうまくいかないのなら、なにもしなければいいのです。
不成就日にやってはいけないこと3選!
不成就日にやってはいけないこと①入籍や結婚式などのおめでたいこと
不成就日にやってはいけないこと1つ目は、入籍や結婚式などのおめでたいことです。不成就日は何事もうまくいかないので、おめでたいことは避けましょう。入籍や結婚式がうまくいかないと、結婚生活もうまくいかなくなってしまうかもしれません。
たとえ大安に当たる日でも、不成就日と重なっている日は避けましょう。入籍や結婚式は、不成就日を避けて大安・天赦日・一粒万倍日・母倉日のいずれかが重なった日がおすすめです。
不成就日にやってはいけないこと②引越しや転職など新しく何かを始めること
不成就日にやってはいけないこと2つ目は、引越しや転職など新しく何かを始めることです。不成就日は何事もうまくいかないので、何か新しく始めるのは避けましょう。引越しや転職以外にも、仕事始め・家を建てる・新車を買うという事も避けた方が良いです。仕事始めは正月休み次第ですが、ずらせるようならずらしましょう。
心機一転で何かを始めようとしているのに、うまくいかないとやる気もなくなり台無しになってしまいます。何か新しく始めるには一粒万倍日がおすすめで、仕事始め・種まき・開店などに向いています。
不成就日にやってはいけないこと③契約や願い事など成就させたいこと
不成就日にやってはいけないこと3つ目は、契約や願い事など成就させたいことです。名前のとおり成就しない日で、何事もうまくいかない日です。成就させたい事がある時は避けた方が良いでしょう。契約は成就させたい物の場合と、新しい事の場合があります。どちらにしても、不成就日は向いていません。
契約に向いている吉日は、マニアックですが月徳日や己巳の日などがあります。どちらも金運も共に上がる吉日です。願い事の場合は吉日にしたら叶うという物ではありませんが、せめて不成就日は避けましょう。願い事は願いに向かって努力する事が大切ですよ。