選書3 人気の女性FPが教える「やってはいけない」NG行為リスト
『「投資で失敗したくない」と思ったら、まず読む本』
(著者:深田晶恵、ダイヤモンド社、ソフトカバー208ページ、1,620円)
お金を増やす方法というよりは、やってはいけないことがまとまった「NGリスト」のような内容です。買ったら損する商品、これをやったら失敗するという例などが具体的に書かれています。
女性は男性よりもリスクに対して慎重であるという研究結果があります。お金が減ったりなくなったりすること、失敗が怖くて一歩が踏み出せないという女性にはおススメの本です。
2011年初版と少し古い本ですが、時間がたっても本質は変わりません。まだまだ十分読む価値があると思います。
著者はファイナンシャルプランナーで、身近なお金の話に関する本やコラムを多数手がけています。最近の著作も『サラリーマンのための「手取り」が増えるワザ65――給料、年金、退職金、副業、パート収入、病気、出産で使える!』など多数あります。
選書4 投資が学べる漫画の決定版
『インベスターZ』
(著者:三田紀房、講談社、全21巻完結、1巻617円)
おちこぼれが東大を受験する漫画でドラマにもなった『ドラゴン桜』など有名な漫画家の三田紀房さんが、投資を題材に描いたのが『インベスターZ』です。
漫画なので本を最後まで読み切るのが苦手という人も手に取りやすいのではないでしょうか。1巻は著者公式サイトやAmazon Kindleで無料の1冊まるごと試し読みができます。
「投資をゲーム感覚で楽しむ」「行動せずして成功なし」など投資を始めたい初心者を後押しするワードがたくさん出てきます。ホリエモンこと堀江貴文氏やZOZOTOWN社長の前澤友作氏など実在の人物も登場します。
三田さんはこの他にも、『マネーの拳』という会社経営やそのお金の流れについての漫画も描かれています。インベスターZの次に読んでみるといいかもしれませんね。
いきなり難しい本を読む必要はない
投資や資産運用を始めるからといって、いきなり難解な専門書を手にして挫折してしまっては元も子もありません。ざっくりとカンタンに学べる本や漫画を、気軽な気持ちで試してみることです。一冊読んでちょっと知識がついたら、次はもうちょっと専門的な内容の本が読めるようになるかもしれません。気になる本が見つかったら、一度手に取って読んでみてはいかがでしょうか。
文・馬場愛梨(ファイナンシャルプランナー・心理カウンセラー)
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