いつの時代、どの場所に住んでいても必ず起こってしまう不貞行為。ただし、その割合は国によって大きく異なるようです。
2015年に世界最大の避妊具メーカー、デュレックス社(英)がマッチングサイトとの合同で行った調査によると、国別の不倫率が1位だったのはタイの56%。以下、2位にはデンマーク(46%)、3位イタリア(45%)、4位ドイツ(45%)、5位フランス(43%)と続き、タイ以外はトップ10にEU諸国がズラリ。
日本は圏外で具体的な割合は不明でしたが国内の大手避妊具メーカー、相模ゴム工業が2018年に行った調査では、パートナー以外の相手と関係を持った経験を持つ人は20.5%(※)。およそ5人に1人と十分多い印象を受けますが、諸外国に比べると少ないようです。
家を見せたがらない駐在員の夫。不倫か?
ホテル従業員の斎藤聖子さん(仮名・50歳)は、8年前に離婚を経験。当時、タイに単身赴任中だった元夫が10歳以上年下の現地女性と関係を持っていたのが原因でした。
「子供が幼ければ一緒に付いていくことも考えましたが、このとき息子は中学生で高校受験を控えていました。別れた旦那は付き合っていたころから浮気を一切しない人だったので信じていたのですが、タイで独身気分に戻ったのかいろんな意味ではじけてしまったようです(苦笑)」
異変に気づいたのは別れる約1年前、正月休みに息子さんとタイを訪れたとき。当初は元夫の住むコンドミニアムで過ごすつもりでしたが「せまいから」という理由で勝手にホテルを手配され、家に上げてもらったのは一回だけでした。
「1LDKでしたが40平米以上はありそうでしたし、言うほど狭くはなかった。でも、彼からは『もういいだろ』って何度もせかされ、結局1時間も居なかったと思います。そこにすごく違和感を覚えたんです。
それから半年以上経って浮気の事実を知りましたが、この時点ですでに女性とデキていました。彼女をひんぱんに連れ込んでいたらしく、それで私を自宅に入れたくなかったみたいです」
聖子さんはもともと夫と同じ会社に勤めており、辞めた後も交流のあった元同僚からのタレコミで情報を入手。タイから一時帰国した際に追及すると、最初はごまかすも言い逃れできないと思ったのか最後は白状したとか。