「不倫は文化」的な言い訳に離婚を決意!

 ところが、とても反省している様子には見えず、それどころかとんでもないことを口にします。

「『魔が差した』と話すのはまだいいですが、『タイは不倫に対しておおらか。日本に比べると寛容で、それがこっちの文化』と言ってきたんです。それって遠回しに自分は悪くないと主張しているのも同然だし、そもそもタイの方に対して失礼ですよ。

 聞いた瞬間、昔ワイドショーなどでさんざん取り上げられて猛バッシングを浴びた石田純一さんの『不倫は文化』発言を思い出しました(苦笑)」

不倫なの?単身赴任中の夫が私を家に入れないのが怪しい…
(画像=『女子SPA!』より引用)

 斜め上からのとんでもない言い訳に怒りを通り越し、殺意が一瞬こみ上げるも同時に呆れてしまい、夫婦を続けるのは無理だと判断。それからは離婚に向けて行動を起こし、約15年の結婚生活にピリオドを打ちます。

「旦那としては最悪でも仕事ぶりは優秀で、大企業の駐在員だったから、収入もありがたいことに同年代の平均年収の倍以上はもらっていました。だから、別れても財産分与と養育費があれば大丈夫との計算があったのも事実です。あんな妙な言い訳をしなければ、一度は許すことも考えていたのに本当にバカな人です……」

新たな人生の目標は、恋愛をすること?

 元夫も観念したらしく、特にもめることもなく離婚が成立。海外での不貞行為で相手も外国人だったため、彼女への請求はできませんでしたが、慰謝料と財産分与で手にしたのは1500万円以上。

 また、月8万円の養育費に加え、高校や大学の学費は別途もらえることになっており、非正規雇用の契約社員でも生活に困ることはなかったそうです。

「息子も来年には大学を卒業しますし、母親としての最低限の役目はなんとか果たせそうです。その後のことはあまり考えていませんでしたが、残りの人生は好きなように過ごそうかなって。

 元夫のせいで描いていたライフプランは大きく変わったけど、せっかくならもう一度くらい恋愛もしたいじゃないですか。離婚後はそんな余裕もなかったし、かといって今はアラフィフのおばさんだからあきらめていましたが『枯れるには早すぎるわよ!』って友達にお尻を叩かれちゃって。さすがに別れた元夫のように不倫はしませんけどね」

 そう笑って話す聖子さん。ぜひ次こそは素敵なパートナーにめぐり合い、いい恋愛をしてもらいたいものですね。

※<調査概要>
調査時期 2018年10月25日(木)~11月5日(月)
調査対象 47都道府県 20~60代 男女(本調査14,100名はセックス経験者のみ)
調査人数 14,100名(1都道府県300名、性年代均等割付)(事前調査:29,315名)
調査方法 インターネット調査

<取材・文/トシタカマサ イラスト/zzz(ズズズ)@zzz_illust>

トシタカマサ
一般男女のスカッと話やトンデモエピソードが大好物で、日夜収集に励んでいる。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。


提供・女子SPA!

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