皆さんは、嫌なことがあったり、気持ちが落ちてしまったときはどんな風に気持ちを切り替えていますか?今回は、気分転換の方法を女性3人に聞いてみました。
ペットのインコの死でふさぎこんでいたら…
T子さん(34歳・主婦)の場合。
「昨年の頭に、大切に飼っていたインコのピヨ太が死んでしまったのが原因でしばらく体調を崩してしまって。食欲もあまりなく眠ることもできなくなり、ずっと部屋を薄暗くしてソファで横たわっているような生活を送っていたんですよ」
夫のAさん(41歳・会社員)も心配して、買い出しなどを手伝ってくれました。
「Aは優しくて私が頼めばなんでもやってくれるのですが、逆に気をきかせて自分から動いてくれない人で。 体調が悪いと余裕がなくて、そんなAに、ついイライラしてしまう自分がいましたね」
そんなある日、ピヨ太くんが夢に出てきたそう。
「爽やかな晴れの日で、広くて緑いっぱいの公園にレジャーシートを敷いて私が体育座りをしていると、なぜかピヨ太が私のヒザにとまっているんです」
嬉しい気持ちになったT子さんが、自分の指にピヨ太くんを誘導すると、フワッと自分の身体が軽くなり宙に浮かぶことができました。
「ピヨ太と一緒に空を飛ぶことができて、ハッと目が覚めたら涙が出ていました。あぁ、きっとこれってピヨ太が元気のない私を励ましにきてくれたに違いないと思いましたね」
公園に実際に行ってみた
その翌日T子さんはひとりで公園に行き、レジャーシートを広げてランチを食べました。
「久しぶりに外に出てみたら、いつのまにか新緑の季節になっていて、心地よい風が吹くなか太陽を浴びて食べるランチは格別で…身に染みましたね」
それはコンビニで買った何のへんてつもないサンドウィッチでしたが、今までに食べたどんな高級なものより美味しく感じたそう。
「ピヨ太が私を外に連れ出してくれたんだと思うとまた涙が出て、しょんぼりなんてしていられない!と思えたんです。その日から食欲も戻って、不思議とよく眠れるようになったんですよ」
それ以来、なにか落ち込んだり嫌なことがあると、T子さんはその公園でひとりのんびりランチをするようになりました。
「せっかくピヨ太が、太陽を浴びて外の空気を吸うことの大切さを思い出させてくれたので、これからもこの気分転換で自分を励ましていけたらなと思っています」
ちなみにT子さんが元気になり、夫のAさんはとても喜んでくれたそうですが…。
「ですが公園での気分転換は、私とピヨ太の秘密にしておこうと思っています(笑)」
続いては、ちょっとしたコツで気持ちをリセットしている女性の気分転換法です。