退職金の内訳は退職一時金*退職年金

(写真=PIXTA)

近年、退職一時金だけではなく退職年金制度を組み合わせている企業も増加傾向です。退職年金制度は、会社規模が大きくなるほど導入している企業の割合が高くなります。2018年度時点において従業員1,000人以上の大企業では72.4%が退職年金制度を導入。300~999人までの中規模企業も55.6%と半数以上が退職年金制度を導入しています。

退職年金制度の中でも、企業が損失を穴埋めする必要がない確定拠出年金を採用するところも年々増加傾向です。会社に頼らず自分で老後資金を運用している人も増えているのです。ただ会社に確定拠出年金制度がなく退職一時金もあまり多く受け取れない人もいるでしょう。その場合、個人型確定拠出年金「iDeCo」を始めるなど、自分自身で定年後の生活費を積み立てる工夫も必要です。

自分が受け取れる退職一時金の金額を確認して、将来の資金計画を検討しよう

(写真=PIXTA)

業種別・学歴別・企業規模別に受け取れる退職金の平均額をランキング形式でご紹介しました。退職金の現状を確認していくと「自分自身の退職金はどうなるのか」「将来の生活に支障はないのか」など気になる人もいるでしょう。定年退職で得られる退職一時金がいくらになるかは、退職後の生活がどうなるかを考える際に必須の情報です。

自分が思っていたよりも退職金が少なそう……と感じた場合は、iDeCoを始めるなど、将来に向けた資産形成を検討してみてはいかがでしょうか。

文・藤森みすず
大手Slerにてシステムエンジニアを経験後、フリーランスのライターに。FX・保険・不動産・フィンテックなど、金融に関する記事を多く手掛ける。プライベートでは旅と写真をこよなく愛す。

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