あなたは「お金がない現実」を引き寄せているかも！
お金の「引き寄せの法則」を実践すると何が変わるのか。そこはとても興味深いところですよね。著者もそうでした。まず、「お金の引き寄せ」を完全に理解すると最初に気づくのは、自分が長い間「お金がない現実を引き寄せていた」という驚愕の事実です。
「引き寄せの法則」とは、良いことも悪いことも、自分の思考の焦点が当たった部分を現実化します。
著者の場合、「お金が必要なのにお金がない」ことや、毎月の支払いや請求で嫌な気分になり、暗い気持ちで過ごしていたことで、欲しくない現実を何度もずっとコピーして引き寄せ続けてきたということになります。これはショッキングでした。
「引き寄せの法則」では、どのような願いも「欠けている」という立場から望むと、お金を引き寄せることはできません。できないどころか、「お金がない、お金が欲しい」と願っていたのに「お金の欠乏」を引き寄せてしまうことになるのです。
「欠けている」立場から行う行動は、どのようなことも常に「私にはお金がない、もっと欲しい」という気持ちがつきまとうので、「これはお金にならない」とか「もっと効率よく儲けたい」「宝くじが当たらないだろうか」などと非生産的になっていくものなんですよね。しかし、「お金に困る現実は自分で引き寄せていた」と気づくことができれば、しめたもの。これからは本当の「お金を引き寄せる方法」を実践していきましょう。
お金を引き寄せるためには①望む現実を引き寄せること
欠乏感から「お金が欲しい」というのは、「私はお金がない」という現実を引き寄せてしまうので、本当にお金を引き寄せたいと思うなら、今すぐやめましょう。そのかわり、自分が明るくて良い気分になることを考え、引き寄せる方がずっと実現しやすいのです。
例えば、こう考えてみましょう。
「お金が今たくさんあったら、どんな気持ちになるだろう？」
「お金があって何でも買える、何の不足も心配もないってどんな気持ちだろう？」
「借金もローンもゼロになって、お金がたっぷりある状態ってどんな気持ちだろう？」
「お金がない、何とかしなければ」と考えるよりもずっと、心がホッとするような明るい気分になるのではないでしょうか。これが、お金に対する焦点を変えるということです。
「お金がない」ではなく、「経済的に十分満たされて幸せだ」「私は欲しいものを全て手に入れることができる財力に恵まれている」と考え、思考の中でその豊かさを味わうことです。自分が明るくて良い気分になるイメージでお金のことを考える習慣がつくと、やがてお金に対する「望む現実」を引き寄せることができるようになります。
お金を引き寄せるためには②明るく良い気分になる思考方法を習慣に
「豊かさを引き寄せる」のは簡単です。今までの間違った思考を、明るい方向にコントロールすれば良いだけです。
お金がなくて、支払いの心配ばかりしていた著者の場合は、これを実践して、状況は変わっていないのに、数年ぶりにお金に対してホッとする安堵感に包まれました。
そのうち、お財布の中にお金が入っていなくても、以前のように「お金がない！」とは思わず「何とかなるし、心は満たされてる。働いているのだからお金は必ず入って来る」というゆったりとしたものに変わりました。それは今まで四六時中お金のことで悩んでいたときとはまったく違う、明るく良い気分です。自分が豊かさを引き寄せていることは、自分が一番よくわかります。明るく良い気分になる思考法を徹底するうちに、お金がないという切迫感や絶望感からは完全に自由になりました。すると、時間がゆっくりと流れるようになり、同時に今自分の持っているものに感謝の気持ちが湧き上がってきます。これは心が生み出す「豊かさ」です。
潜在意識が「欠乏」から「豊かさ」に書き換えられると、現実を良い方向に変化させる「引き寄せ」が起こり始めます。
お金を引き寄せるためには③肩の力を抜いて楽に構える
お金を引き寄せるためには、「引き寄せの法則」を信じて、お金のことは何も心配せずに、ただお金はたくさんある、必ず入って来るという思考でいることです。
しかし、「絶対にお金を引き寄せる！」と力が入りすぎていると、これは「お金が欲しい、お金がない」と言っているのと同じになるため、お金はうまく引き寄せられません。
現実にお金がなくても、ゆったりと穏やかで満ち足りた気持ちになる明るくて良い気分になる思考が必要です。自分にはお金がたくさんあるんだという安心感に、リアルに浸ることです。そうすることでお金の心配や不安から焦点が「豊かさ」へと変化すると、ある時期に「てこの原理」が働き、お金の引き寄せがスタートするのです。
お金を引き寄せるためには④自分の波動を上げていく
『お金と引き寄せの法則』に繰り返し出て来るのは、「お金に対する波動を整えること」の大切さです。「波動」とは、人が持つ熱意とか熱のエネルギーのようなものです。
例えばこれらの言葉にも波動があるものです。
「素敵だな」
「素晴らしいな」
「楽しいな」
「幸せだな」
「豊かだな」
「お金がたくさんある」
これらの言葉は、声を出して読んでも、目で文字を追っていても、何だか明るく良い気分になるはずです。では、逆にこういう言葉はどう感じるでしょうか。
「最悪だ」
「絶望的だ」
「悲しい」
「憂鬱」
「お金がない」
重く沈んだ、暗い気分になってしまうのではないでしょうか。これが「波動」の正体です。波動は、心の持ち方、思考の癖によって変化します。波動が低いと幸せや豊かなお金を引き寄せることができません。
波動が低いと、短気になったり、退屈したり、悲観的になったり、失望感に打ちのめされたり、もうお先真っ暗という気持ちに陥りがちです。お金に対する心配や、他人に対する怒りや非難、嫉妬や敵意も感じるでしょう。お金に対する恐れや憂鬱、無気力感、罪悪感ともなると波動はめちゃめちゃ低い状態です。
あなたが明るく良い気分でいる時の波動はとても高く、幸運にせよ、必要なお金にせよ、望みのものをぐんぐんと引き寄せます。少しでも波動が低いと感じたら、すぐに明るく気分の良い方向へと思考を切り替えていけば良いのです。自分を褒めて励ましながら、明るく良い気分になる思考を続けていくと波動が上がり、心は平穏で豊かな気分に変わっていくのが実感できるでしょう。
すると、あれほど頭を抱えていたお金への心配も薄れてくるのです。「まぁ、何とかなるさ」と思えるとき、あなたは必要なお金と豊かさを確実に引き寄せ始めます。
お金を引き寄せるためには⑤お金の願望を明確にする
お金に対する夢や願望を明確にするのも効果的です。何のためにお金が必要なのか、いくらぐらい必要なのか考えた上で、それが叶った時の気持ちを先取りしましょう。
例えば、
重荷だった借金が全部消えた瞬間、どんな気持ちになるでしょう？
自分の理想の家が建ったのを目の前にすると、どんな気持ちになるでしょう？
欲しかった高級車が手に入ったら、どんな気持ちになるでしょう？
頭で考えず、感覚で敏感に必要なお金が入った時の喜びや高揚感を感じてください。
あなたが喜びや嬉しさ、感謝、幸せを素直に感じている時の波動はとても高いのです。その波動を継続して感じて行くことで、経験の中に豊かさが流れ込んでくるようになります。願いが叶った時の高い波動を、今の自分に同調させることでお金の引き寄せ効果は格段にアップします。
お金を引き寄せるためには⑥思い立ったらすぐに始める
思考を明るい方向良い気持ちになることに変えるだけで波動が上がり、お金を引き寄せる。これはまぎれもない真実だと思いますが、まだにわかには信じられないとぐずぐずしている人もいるでしょう。
それは数年前の著者も同じ状況だったので痛いほどわかります。延々と「お金がない現実」を引き寄せ続けていた日々は過酷で苦しく絶望的だったものです。お金持ちと自分を比較して、自己嫌悪や罪悪感ばかりの日々でした。あの窮屈な気分は今考えてもゾッとします。
しかし、「お金の引き寄せ」を初めると、心が満たされ、少々のことでは動じなくなっています。
たとえお財布にお金がなくても「大丈夫！何とかなる」と楽観的に考え、豊かな気持ちで過ごせるようになったのは自分でも恐るべき変化でした。
明るく気分の良い思考に切り替えていると、そのうちどういうわけか、お金があちこちの口座に振り込まれてくるようになりました。それは、すっかり忘れていた書籍の印税や雑誌の原稿料だったりしたものです。また、メルカリやラクマなどに出品した商品が、思わぬ高値で売れることも多々ありました。良かったら役立てて欲しいという思わぬ人からの寄付や、プレゼントなど。とにかく、豊かな気持ちが豊かなものを引き寄せてくるのは、紛れもない真実なのだと感じます。
ただし、実際にお金の引き寄せ効果はすぐに現れるものではありません。しかし、行えば必ず望みの現実を引き寄せることができる、これは確定です。なぜなら、それが「富める思考を行うものは、ますます富を引き寄せる」という宇宙の法則だからです。思考方法が明るく良い気分になる方向へと変化すると、波動が上がります。振り返ったとき「自分はどうして、あんなにお金がないと思い込んで苦しんでいたのだろう？」と不思議に思うようになるでしょう。もう苦しむことはありません。「お金の引き寄せ」を始めるなら迷わずに、今すぐスタートさせましょう。