集中力と生産性を高める瞑想
不思議なことで、「何か一つのことに集中している時」に脳のデフォルトモードネットワークは活動が低下することが知られています。
つまり 「呼吸」に集中する「呼吸瞑想」をするだけでも、脳のデフォルトモードネットワークを休ませてあげる=脳を休息させてあげあることができるのです。
脳内のデフォルトモードネットワークをしっかり働かせるために、デフォルトモードネットワークをあえてオフにする時間が必要ということです。
椅子または床に背筋を伸ばして座ったら、目を閉じて、息を吸う、息を吐く、に意識を集中させていきます。
最初の数分はすぐに意識が雑念に向きますが、それでも何度も意識を呼吸に戻します。
それを続けていくうちに、慣れてくると1〜2分で、最初の数ヶ月は15分くらいで、意識が呼吸に集中できるようになってきます。これが呼吸瞑想です。
そのまま呼吸瞑想を続けているだけでも良いですし、呼吸瞑想からさらに深い瞑想に入って行っても良いでしょう。
目的は脳を雑念から切り離し呼吸に集中することなので、呼吸に集中できる時間が1分でも2分でも維持できればOK。
練習を重ねていくうちに継続時間が長くなるので、慣れてきたら、5分10分と呼吸瞑想の時間を増やしていきましょう。
集中力と生産性を高める瞑想はいつ、どれくらいの時間すべき?
この瞑想をするのにおすすめの時間帯は朝の起床後すぐです。
朝は睡眠によって脳がだいぶ整理されている状態で、何も考えられないという人も多いと思います。
その状態だと、呼吸瞑想に入りやすいのです。
時間は呼吸に集中できるまでの時間プラス2〜3分でOK。
もちろん、慣れてくると気持ちが良くなり、10分でも15分でも続けられるようになり、中には毎朝1時間の瞑想が必要だという人も少なくありません。
一方、日中、仕事がピークに忙しい時間帯に敢えて呼吸瞑想を入れるのも効果的ですが、これはかなり上級者でないと「いやいや、仕事していた方が効率的」と思ってしまい、瞑想への意識が低下しがちです。
毎朝の瞑想をルーティンにしてその効果が体感できるようになれば、日中の瞑想も効果的に行えるようになるはずです。
それまでは少し朝の瞑想を頑張って継続練習してみてください。
呼吸瞑想で脳を整理して、生産性を高めましょう
脳内をスッキリ整理整頓するには「脳内のデフォルトモードネットワーク」を正常に働かせることが必要です。
しかし、私たちは情報社会に生きているため、デフォルトモードネットワークが過活動状態になっています。
脳内のデフォルトモードネットワークを正常にするには、敢えてデフォルトモードネットワークを休ませることが必要で、休ませるためにもっとも簡単な手段が「瞑想」であるということです。
呼吸瞑想の他に歩く瞑想でもデフォルトモードネットワークの活動は低下することがわかっているので、朝のルーティンに「歩く瞑想」を取り入れるのもおすすめですよ。
提供・yoganess
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