【妊娠9ヶ月の赤ちゃん④】胎動が大人しくなってくる

妊娠9ヵ月になると、胎動がおとなしくなってきたと感じるものも少なくありません。

この時期になると、赤ちゃんの頭は出産準備のために骨盤の下の方に固定されてしまう上に、子宮の中の羊水も少なくなってしまいます。

そのために、胎動を起こす余地が子宮の中になくなってしまい、胎動がおとなしくなってしまうのです。

ただ、赤ちゃんの胎動には個人差が大きく、妊娠9ヵ月の頃には胎動がおとなしくなる赤ちゃんもいれば、まだ元気よく手足を活発に動かして胎動を起こしている赤ちゃんもいます。

この時期には、子宮の中の羊水の量もかなり減っているので、胎動が起きた時には、赤ちゃんの手足の形がお腹に浮かび上がる時もあります。

胎動がおとなしくなると言っても、全くなくなるわけではありません。万が一胎動が24時間以上全く感じられない時には、赤ちゃんにトラブルが起きている可能性があります。すぐに病院へ連絡を入れましょう。

胎動カウントとは?

妊娠9ヵ月になると、病院から胎動カウントを行うように指示されるママもいるかと思います。胎動カウントというのは、ママが安静にした状態で、赤ちゃんの胎動が10回起こる時間を計るというものです。

自宅に帰ってから行う場合には、赤ちゃんの胎動が10回起こるのが40分から1時間以上かかる時には、病院にすぐ連絡を入れるように指示されるかと思います。

これは、赤ちゃんのお腹の異常を早期に発見して、死産を防ぐために必要な検査になります。病院から胎動カウントを指示されたら、必ず指示通りに行うようにしてください。

妊娠9ヶ月のママの様子と体調は?!

妊娠9ヶ月目の頃のお腹の赤ちゃんの様子がわかったところで、次にはママの様子や体調についてみていきましょう。

なかなか動きにくくなるために、生活に支障が出てしまう妊娠9ヶ月目の頃のママの身体ですが、お腹や子宮が大きくなったことで、体のあちらこちらや生活上で様々な変化を感じるものです。

いったいどのような体調の変化を感じるものなのかみていきましょう。

【妊娠9ヶ月のママ①】お腹が大きくなって生活に支障が…

妊娠9ヶ月目になると、お腹の大きさも相当な大きさになってきます。妊娠9カ月の頃の子宮底長は、約27cmと、30cmに迫る大きさとなっています。

体も重くなり、足元もおぼつかなくなってくることから、なかなか外出もしにくくなってくるのが妊娠9ヶ月目の頃になります。

お腹がつっかるようになり、足の爪が自分で切れなくなるのもこの頃になりますよね。

この時期に出来ないことが増えていくのは仕方がありません。家族に協力をしてもらって乗り切っていきましょう。

【妊娠9ヶ月のママ②】お腹の張りを頻繁に!

妊娠9ヵ月になると、お腹の張りや腹痛を頻繁に感じるようになります。時にはお腹の張りや腹痛が強すぎて、陣痛かと思うような痛みを感じることもあります。この時期のお腹の張りや腹痛は前駆陣痛といって、本陣痛を起こす前にお腹の張りや腹痛を起こして、子宮の準備運動をしているのです。何度もお腹の張りや腹痛を起こしておくことで、出産に備えて子宮をやわらかくしているのです。

前駆陣痛によるお腹の張りや腹痛は、人によってはお腹の張りや腹痛をひどい痛みとして感じることもあり、この時期にはかなり辛いと感じるママも少なくありません。

しかし、前駆陣痛によるお腹の張りや腹痛は、この時期には必要不可欠な出産準備になるので、何とか頑張って乗り切るようにしましょう。

このお腹の張りや腹痛は、常に張り続けているわけではありませんよね。

お腹の張りや腹痛を強く感じた時には、無理をせずにすぐに横になって安静にして、お腹の張りや腹痛がおさまるのを待ちましょう。

妊娠9ヶ月の過ごし方!体重増加やお腹の張りはどんな感じ?
(画像=『Lovely』より引用)

本陣痛かと思うほどお腹の張りや腹痛を感じることもありますが、本陣痛と前駆陣痛のお腹の張りや腹痛には大きな違いがあります。

それは、お腹の張りや腹痛がやってくるリズムがあるかどうかということです。

本陣痛は必ず一定間隔でリズムを持ってお腹の張りや腹痛がやってきます。

一方で、前駆陣痛には全くリズムがなく、気まぐれに不定期にお腹の張りや腹痛がやってきます。

前駆陣痛だと思っていたら、陣痛が一定間隔のリズムを持つようになってきたら、それは本陣痛に変わった証拠です。

妊娠9ヵ月ではまだ早産になってしまうので、本陣痛が始まったと思ったら、すぐに病院に連絡を入れて指示を仰ぐようにしましょう。