ダイエットに欠かせない食事制限。でも、日々食事に気を遣うのは面倒ですよね。そこで今回は、1週間のうち2日間我慢するだけで痩せる『5:2ダイエット』をご紹介します。ただしこの2日間は、地獄・・・とも言われています。賢い乗り切り方も一緒にチェックしていきましょう。
ミランダカーも実践!「5:2ダイエット」って?
「5:2ダイエット」とは2012年にイギリスでブームになったダイエット法のことです。世界的なセレブであるハリウッド女優のミランダ・カーやジェニファー・ロペスも実践したことで有名になりました。
通常、ダイエットのための食事制限は毎日するものですが、「5:2ダイエット」では1週間のうち2日間だけ食事制限をします。つまり、残り5日間はある程度自由に食事ができるといいわけ。
仕事や付き合いで毎日食事に気を遣えない、単調な食事内容に飽きてしまうという方には、とてもオススメの方法です。ダイエット効果もすごいようで、日本でも成功者が続出します。これは試してみる価値がありそうですね!
「5:2ダイエット」の基本ルール
「5:2ダイエット」の基本ルールをご説明します。1週間を5日と2日に分けてダイエットをするのですが、効果があっても必ず日数は守るようにしてください。
ルール①:1日500kcalを2日間実行(連続はNG)
7日間のうち2日間の食事を1日500kcal(男性は600kcal)に抑えます。500kcalを超えないように、食事のカロリー計算はしっかり行いましょう。また、2日間連続の食事制限はやらないでください。例えば月曜日に制限をしたら次は木曜日という感じで、数日間隔をあけるようにしましょう。
ルール②:2日間は高タンパク質食材、低GI食材を摂取
タンパク質を制限すると筋肉が分解されてしまうので代謝が落ちます。鶏胸肉やささみ、赤身肉のような高タンパク質食材を摂取するようにしましょう。ご飯やうどん、パンなどの高GI食品は脂肪になりやすいだけではなく、腹持ちも悪いのでなるべく控えてください。
かわりに、低GI食品であるオートミールや蕎麦を食べましょう!低GI食品は血糖値の上昇が緩やかなので、腹持ちがよく脂肪になりづらいといった特徴があります。
ルール③:残り5日間は自由に食べてOK
500kcalを2日間実践したら、残り5日間はある程度自由に食事をしてかまいません。不足した栄養素をできるだけ多く摂取するようにしましょう。太るのが怖いからと、この5日間も食事制限をしてしまっては、体が飢餓状態になってしまうので注意しましょう。
自由に食べていいのですが、暴飲暴食やドカ食い、早食いは避けてくださいね!栄養バランスが良い食事を摂るようにしましょう。
ルール④:毎週同じサイクルにする
断食の日は、いつも同じ曜日にするのがおすすめです。今日食べ過ぎたから明日断食にしよう!などと予定や気分優先にしていまうと、続かない原因になってしまいます。
ルール⑤:最低でも2~3ヶ月以上続ける
リバウンド予防や健康のためにはゆっくり痩せる必要があります。体もすぐには変わりません。月で成果を求めず、2~3ヶ月以上続けるようにしましょう。
楽にダイエット!?「5:2ダイエット」のメリット
そもそも「5:2ダイエット」にはどのようなメリットがあるのでしょうか?通常の食事制限ダイエットでは得られないメリットをご紹介します。「食べるのが好き!でも痩せたい!」という人は参考にしてくださいね。
1.精神的に楽
食事制限が7日のうち2日間だけなので、毎日の食事制限と比べるとかなり『精神的に楽』になります。制限がない5日間であれば、外食でも飲み会でも好きなものを食べることができます。ストレスが少なくなるので、体も心も元気になるかもしれませんね!
2.中性脂肪の蓄積予防
5日間自由に食べても2日間プチ断食するので、脂肪が蓄積されづらくなります。自由に食べても太りづらいのが「5:2ダイエット」の最大の特徴ですね!
3.細胞・内臓の回復促進
2日間のプチ断食によって細胞が活性化して回復力が向上するそうです。また、飲食をしないことで疲労した内蔵も休まるので、本来の機能を取り戻すことができます。
4.リバウンドしにくい!?
短期間で急に痩せると、体が飢餓を感じ脂肪を蓄えようとします。これがリバウンドの仕組みなのですが、「5:2ダイエット」は長期で痩せるので、飢餓を感じづらくなります。時間はかかりますが、痩せた体型を維持しやすくするのが「5:2ダイエット」の特徴です。
5.生活習慣病予防になる
カロリーを制限することで高血圧や心臓病、糖尿尿などの生活習慣病が予防できます。普段から食べ過ぎている、外食が多いという方には特に効果的でしょう。