最近は一時期よりコロナの感染者数も減り、まん延防止等重点措置も全国で解除されました。こうなると気もゆるんできて、あんなにしっかり行っていた手洗いうがいを、つい忘れてしまったりすることも…。しかし、やっぱりコロナ禍を甘く見てはいけないようです。

ケガでも病院に行けない!コロナ陰性なのに「発熱お断り」のNG連発をくらって…
(画像=『女子SPA!』より引用)

写真はイメージ(以下同じ)

発熱してしまった!

「このまま病院に行けなかったらどうなるんだろう…と不安になりました」そう語るのは都内で会社員をしている田中誠さん(仮名・38歳)。

3月の初めのとある日曜日の夜。なんだかゾクゾクと寒気がし、おそるおそる体温を測ってみたところ、なんと37.5度の発熱が…。

「ヤバい!と焦りました。その日はちょっと気分が悪いなと思っていたんです。だけど、熱が出ているとは…!まさかコロナじゃないよな…と不安になりました」

コロナ禍になってから、外食などは極力控えていた誠さん。しかし、つい先日遠方から知人が東京に来ていたため「短時間なら大丈夫だろう」と、会ってランチをしたのだそう。

「たった一度の会食ですが、可能性がないとは言い切れません。熱が下がらないようなら検査をしなきゃと思いました」

発熱外来がなかなか見つからない!

その夜は「これが知恵熱が何かで、朝になって治ってないかな…」と一縷(いちる)の望みをかけてベッドへ…。しかし、朝起きてみると体調は悪化、しっかりと38度も発熱していたとのこと。

「まず、会社や取引先などに発熱のため休むことを連絡しました。その後、検査できるところをスマホで検索しました。かなり具合が悪かったので、出来るだけ近い病院の発熱外来を探して、とりあえず最寄りのところに電話をかけてみました」

しかし「今日はもう予約がいっぱいです」と、まだ朝の10時前なのにも関わらず、断られてしまいます。

「あわててかたっぱしから電話をして、それでも4軒も断られてしまいました。5軒目でやっと予約が取れて、とりあえず胸を撫で下ろしました」

予約した時間に発熱外来へ向かった誠さん。数日前に怪我をした足の指が痛むこともあって、やっとの思いで歩いて行ったのだそう。

「PCR検査は外の簡易施設のようなところで行われ、たったの3分程度で終わりました。検査結果はすぐに は出ないので『明日か明後日には結果を連絡する』と言われて帰りました」