ワイン投資のリスク
ワイン投資を始める際には、リスクもしっかりと押さえておきましょう。
リスク1.短期的な投資には向かない
ワイン投資は、株のデイトレードやFXのように、短期的な利益が求められるタイプのものではありません。
ワインの価値は10年~30年と年月をへて、年代物となってから上昇していきます。購入してから少なくとも5年以上は、じっくりと熟成させる忍耐力が必要となるでしょう。
リスク2.ワインの知識と目利きが必要
ワインの世界は非常に奥深く、知識も経験も求められることから、ワイン投資はハードルが高いと言われています。
さらに、以前は海外で問題にもなったことがある「偽ワイン」の危険性もあります。これは、安物ワインのボトルに高級ワインのラベルを貼り替えてワインの価値を偽るもので、非常に悪質な詐欺といっていいでしょう。
生産者と直接やりとりをする、もしくは、投資用ワインを扱う優良な会社を選ぶ目を持つことが、一番のリスク回避策となります。
リスク3.為替リスク
ワイン投資で取り引きされるワインのほとんどが、フランスを中心としたヨーロッパ諸国、アメリカ産です。購入時と売却時の為替差によって、利益が大きく左右されます。
リスク4.ワイン購入費のほか諸経費がかかる
ワイン投資は、一般的な金融商品に比べて各種手数料が比較的高くつきます。購入時と売却時の手数料、ほぼ必須となる倉庫保管料など、ワイン現物の購入費以外の諸経費が多いのです。さらに、売却益も課税対象となります。
ワイン投資の始め方
ワイン投資の基礎知識がひと通り分かったところで、次は、実際どのようにして始めたらいいのかを見ていきましょう。
ワイン投資は基本的に
- 買い付け=投資用ワインを探して現物を購入する
- 保管=ワインの保管場所を見つける
- 売却=価値が上がったときに売却する という流れで行います。