あなたの周りにいませんか?何事に対しても無関心な人。何に無関心か人によって違うかもしれませんが、無関心な人は周囲から浮いてしまいがちです。どうして周囲の事に対して無関心になってしまうのか?今回は無関心な人の心理や特徴を彼らの態度から読み解いていきます。
無関心な人の心理を探れ
他人に無関心な人。
仕事に無関心な人。
社会情勢に無関心な人。
無関心にもいろいろな種類がありますが、どうして無関心になっちゃうのか? 普通の人にはちょっと理解しがたい無関心な人の心理と特徴について考えていきましょう。 「無関心」な人にはそうなってしまった心理的原因や生い立ちがあるようです。
早速見ていきましょう。
無関心な人の心理と特徴①好奇心が少ない
無関心な人は基本的に好奇心をあまり持ちません。 好奇心は人を動かす大きなエネルギー。
このエネルギーがないのだから常に省エネ運転で、なんとなく毎日を過ごしています。 好奇心がもてないと当然無関心になってしまいますが、だからといって
「何か熱中できるものを探せよ」
「やる気ないの?」
なんて言われても、そもそも意味が分かりません。 好奇心がない事は分かっていても、じゃあどうしたら好奇心や興味がわくのか、さっぱり分からないので自分は何かが欠落している...と思いがちです。
無関心な人の心理と特徴②1人が好き
無関心な人は1人が好き。 1人で何も不自由しないし、人とかかわることに意味を感じません。 1人でいたら自分の好きな事だけやっていればいいし、人に合わせるなんて疲れてしまうだけ。
自分がしたい事だけができる1人の時間が何より大切だと思う傾向は結果、他人に対して無関心になる原因になります。
無関心な人の心理と特徴③自分の世界がある
他人に無関心な原因は何か?
と考えたときに、大きな理由が「自分の世界」を持っている人という特徴が一つ浮かびます。 自分がやりたい事が明確にあるので、結果他人に無関心になる。 それがやりたい事に関係してくる人なら別かもしれませんが、独特の世界観を持っているので理解されにくく、理解されないのなら他人とかかわらない方が気が楽という方向に変わっていくのです。
無関心な人の心理と特徴④感情が乏しい
1人が好きでも、自分独特の世界観を持っているのもその人の自由。 自分が困らなければ何の問題もありませんが、この「感情が乏しい」特徴には注意が必要です。
赤ん坊は感情の塊。 嫌な事があれば泣くし、欲しいものがあれば泣くし、親がかまってくれたら笑います。 生まれたときには感情であふれていたはずなのに、いつしか感情がなくなってしまった。 これは危険サインです。
感情が乏しい原因には極度の抑圧や、ストレス、そして心理的なトラウマなどが考えられます。 例えばアダルトチルドレン(虐待された子供)やネグレクトの親と持つ子供からは感情が消えてしまいます。 一説には脳機能そのものにダメージが与えられるそうです。
感情の乏しさには必ず原因が隠れています。 原因と向き合って変わろうとしない限り、感情が戻ることはなく、他人への関心もわかないでしょう。
無関心な人の心理と特徴⑤いじめられた過去がある
過去にいじめられた経験のある人は、自己防衛本能が働いて他人との距離を取ろうとします。 人はいじめられると、その恐怖体験からまずいろんな感情に悩まされます。
いじめられても、例えば学校が変わる、高校に進学して友人関係が新しくなるなど、きっかけがあれば他人を信用する気持ちをまた育てることができます。
でも、いじめられてそのまま社会に放り出されると(仕事に就くなど)他人との付き合い方や距離感がつかめないまま大人にならざるを得ません。
多感な年齢のいじめ経験は深い影を落とします。 他人が怖い、信用できないという気持ちは後に他人への無関心という形で自分を守ろうとする武器に変わります。
無関心な人の心理と特徴⑥家族と異常に仲が良い
アダルトチルドレンは感情が乏しく他人への関心が薄いと話をしましたが、真逆もまたアリ。
この場合は家族と異常に仲が良すぎて、家族がいればそれでいい...と極端になっているパターンです。
所詮、他人は他人。 本当に自分の事を分かってくれるのは家族だけで、最後まで味方でいてくれるのも家族だけ...
昨今子離れができない親、親離れができない子と仲良し親子が増えていますが、思春期で親の事が嫌いになるのは実は正しい成長の証。 こうやって子供は自立を学んでいくのです。 自立できない子供は社会に無関心のまま、居心地がよい家から出ようとせず、大人になりきれません。
無関心な人の心理と特徴⑦周囲からの期待(要求)が高い
周囲からの欲求が高いと、無関心の原因になります。 特に教育に力を入れて、勝手に将来進むべき方向を親が決めている場合、無関心な人になってしまいがちです。
どういう事かというと、自分の気持ちを親が理解しようとせず勝手に 「あなたは将来こうなるのよ、だからもっと努力しなさい」 と押し付けてきて、それ以外の事はダメダメと抑圧されてしまい、結果自分がやりたい事が分からなくなってしまうのです。
もしくは自分がやりたい事はどうせ反対されるから諦める... という気持ちになると、当然自分が進んでいる方向は本意ではないので、無関心になる原因になってしまうのです。
親の抑圧で感情が乏しくなることはよくある事、子供への押しつけは親のエゴでしかありません。