ファスティングの正しいやり方・ルールは?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

おすすめは半日間のファスティング

ファスティングにはさまざまなやり方があり、一概に“これが正解”というものはないと筆者は考えています。

ただ共通して言えるのは、いきなり厳しいファスティングに挑戦すると必ず失敗するということです。

また、5日間などの長期間のファスティングを行う場合は、専門家の指導の下で行わないと健康を損ねる可能性があるので注意した方が良いでしょう。

ファスティング初心者の方は、18時間程食べない時間を作る半日ファスティング(半日断食)から始めることをおすすめします。

これなら、「好転反応」と呼ばれる吐き気やめまい、頭痛、だるさなどの症状もさほど感じることなく行うことができます。

日常生活にも支障が出ないので、週末などに定期的に取り入れることが可能です。

普段から食べ過ぎの方なら、半日間だけでもすぐに効果を感じられます。

慣れてきたら、1日ファスティングを行ってみましょう。

体調が優れないと感じたら、くれぐれも無理をしないようにしてください。

半日ファスティングのスケジュール

夕飯を18時までに終え、翌日の昼12時に食事をとれば、18時間のファスティングになります。

これを基準に、夕飯の時間を調節して、スケジュールを組んでみましょう。

ルール1:準備期間を作る

ファスティングには準備期間が必要です。

いきなり食事を抜くのではなく、徐々に胃腸に負担をかけない食事を取り入れて身体を慣れさせていきましょう。

ファスティング中の辛さを軽減する効果もあります。

半日ファスティングの準備期間は、丸2日程度が理想的

油っこいもの、糖質の多いものを避け、野菜や豆類たっぷりの和食を食べましょう。

白砂糖を含むスイーツ類は中毒性が高く、ファスティングが辛く感じる要因になりますので、ファスティングを始める3~5日前くらいから抜いておくことをおすすめします。

メニュー例
具沢山の味噌汁、酢の物、豆のサラダ、焼き魚、少量のご飯

ルール2:水をたっぷり飲む

ファスティング中は、固形物を摂らない代わりに、しっかりと水分補給を行いましょう。

白湯、常温の水、ハーブティー(ノンカフェイン)を、半日で1~1.5リットル程摂取するようにしてみてください。

必要最低限の栄養が摂れない状態が続くので、半日以上の断食の場合はファスティング用の酵素ドリンクなどを取り入れるようにしましょう。

ルール3:回復食を食べる

ファスティングを終えたら、必ず回復食から始めましょう。

急に普段の食事に戻してしまうと、胃腸に負担がかかり、腹痛やだるさの原因になるので要注意。

せっかくのデトックス効果も薄れてしまいます。

回復食の期間は、ファスティングを行った日数と同じ日数が目安です。

長く行って損はないので、筆者は半日ファスティングのあとは、丸1日を回復食で過ごすこともあります。

ファスティング成功の鍵を握るのは、この回復食だと言っても過言ではありません!

反対に、2~3日と長い期間ファスティングを頑張っても、回復食が間違っていると、思うような効果が得られないこともあります。

回復食の内容については、以下で詳しくご紹介していきます。

ファスティング成功の鍵「回復食」のメニュー

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)
回復食メニューの流れ
  • 1食目は「重湯」ファスティングが終わったあとの1食目は、必ず流動食にしましょう。 おすすめは重湯。お米:水=1:10などの割合で作る、どろどろのおかゆの汁のことです。
  • お粥に移行する2食目からは、少し水の割合を減らしたお粥が良いでしょう。
    ファスティング後は味覚が研ぎ澄まされているので、少しの塩を足すだけでとっても美味しく感じられます。
  • よく噛んで食べるお粥であっても、一口30回噛んで食べるようにしましょう。
    よく噛むことで消化酵素の分泌が増えます。ファスティング後もずっと続けていきたい習慣です。
  • 和食メニューにする3食目からは少しずつ通常の食事に戻していきます。
    回復食の期間中は、肉料理や油ものを避け、減塩を意識した和食メニューを取り入れましょう。

ファスティング効果を持続させる方法

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ファスティングの嬉しい効果を持続させるために大事なことは、ファスティングの経験を通じて、日常の食事の摂り方も見直すことです。

以下のような点を意識してみましょう。

  • 水分を1日1.5~2リットル摂る
  • カフェインを控える
  • 1口30回噛む(お肉類は特に意識して噛む!)
  • 動物性食品の摂取量を減らす
  • 糖質の多いお菓子、添加物の多い加工品の摂取量を減らす
  • 和食を心がける

ファスティングで美と健康に輝きを!

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

なかなか痩せない、便秘がち、肌荒れが治らない、朝すっきり起きられないという方は、ぜひファスティングを取り入れてみてください。

今抱えているさまざまなお悩みを根本から解決することができるかもしれません。

始めは半日から始め、身体の変化を感じてみましょう。

様子を見て1日のファスティングにも挑戦することをおすすめします。

提供・yoganess



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