コミュニケーション不足が原因で起こる6つの悪影響
テレワークのコミュニケーション不足は、以下の6つのような問題を引き起こしてしまいます。
- モチベーションが低下する
- 信頼関係の構築が難しくなる
- 企業文化を育てにくくなる
- 生産性が低下する
- 業務ストレスが増加する
- 人事評価の不満につながる
ここでは1つひとつ詳しく解説します。
1.モチベーションが低下する
テレワークによって社員同士のコミュニケーションが不足すると、社員の働くモチベーションが低下します。
テレワークではどうしても孤独を感じやすく、チームで働いているという意識が薄れてしまいます。
そのため、「チームの一員として仕事を頑張ろう!」という意欲が低下しやすいのです。
また、テレワークのコミュニケーション不足によって情報共有の機会が減るため、会社や部署の目標が見えにくくなり、モチベーションが低下することも考えられます。
2.信頼関係の構築が難しくなる
テレワークによってコミュニケーションが不足すると、社員同士の信頼関係の構築が難しくなってしまいます。
なぜならテレワークは対面での仕事に比べ、情報共有の遅れやミスが生じやすいためです。
例えば連絡の返答が人によって差があったり、ちょっとした情報の行き違いでミスにつながったりするケースが積み重なると、仲間に対しての不信感が募りやすくなります。
このようにテレワークは、対面で仕事をしていた時のような信頼関係の構築が難しいと言えるでしょう。
3.企業文化を育てにくくなる
テレワークでコミュニケーション不足が深刻化すると、企業文化を育てにくくなります。
社員同士のコミュニケーションが不足しがちなテレワークでは、会社に対する愛着も薄れていき、会社独自の価値観や行動規範が守られにくくなってしまうのです。
例えば、これまでチームや会社のために営業成績を上げる努力をしていた社員でも、仲間とのコミュニケーション不足が原因で会社に対する愛着が薄れると、会社のルールを守ろうという意識が下がってしまいます。
その結果、企業文化が育ちにくくなってしまうのです。
4.生産性が低下する
テレワークのコミュニケーション不足は、生産性の低下にもつながります。
テレワークはオフィスワークに比べ、出社するときのようにスムーズにコミュニケーションが取れないため、仕事が思うように進まず生産性を低下させてしまうのです。
本当は今日中に済ませたい仕事があるのに、上司から確認の連絡がもらえないため思うように進められず、結局その日のうちに終えることができなかった。
このようなケースが続くと、本来やるべきことを終えられなくなり生産性の低下につながります。
5.業務ストレスが増加する
テレワークによってコミュニケーション不足に陥ると、業務の生産性低下や人間関係の悪化を招き、業務ストレスを感じやすくなってしまいます。
業務ストレスが増加した結果、コミュニケーション不足がさらに悪化し、生産性を低下させ、人間関係の悪化につながるという悪循環に陥ってしまうのです。
また、社員同士顔を合わせて愚痴を吐き出したり、雑談で笑い合ったりしてストレスを解消することも、テレワークでは難しくなります。
このように、出社時は解消できたはずのストレスが、テレワークでは解消しにくくなり、どんどんストレスが蓄積されていく場合があります。
6.人事評価の不満につながる
テレワークのコミュニケーション不足は、人事評価への不満につながる場合があります。
テレワークによってコミュニケーション不足になると、社員がどのように評価されているのかわからず、自分の働きが正しく評価されていないと感じやすくなります。
その結果、人事評価に対し不満を覚える社員が増えてしまうのです。