◆恐怖を感じて関係を断ち切ると…

 ストッキングを破った日以降、春樹さんは「会う時は絶対にストッキングを履いてきて」と要求するように。プレイの内容も変化していきました。

「今までは荒々しいセックスをしても私を気遣ってはくれたのに、口を塞いだり、破ったストッキングで手を縛ったりするようになりました」

 春樹さんの要求は、さらにエスカレート。「1回破るだけでは物足りないから、代えのストッキングを2~3枚持ってきて」と言うようにもなりました。

 破った後で毎回、新しいストッキングを買ってはくれるものの、次第に恐怖を感じるようになっていったため、有希さんは関係を終わらせようと決意。直接会って「前みたいな、ただの友達に戻ろう」と伝えました。

「そしたら、春樹は分かったと了承してくれました。『俺、なんか最近変だったね。ごめん』と謝ってもくれ、綺麗に関係を終わらせることができたと思ったんです」