「まさか、彼があんな性癖に目覚めるなんて思ってもいませんでした。ノーマルな人だったのに……」そう語るのは、看護師の酒井有希さん(仮名・33歳)。

話す女性
※イメージです(以下、同じ)
 有希さんは関係を持った男友達を、とある性癖に目覚めさせてしまったことに罪悪感を覚えています。

◆彼氏とのセックスレスを男友達に相談

 当時、有希さんは交際3年目の彼氏とセックスレス状態。何をしても、彼氏から体を求められない状況を苦しく思っていました。

「だから、男性目線から見て効果的な対策法が知りたくて、何人かの男友達に相談していました」

 その中でも、特に親身になってくれたのが、高校時代の同級生・岡山春樹さん(仮名・33歳)。

「春樹とは数年前に開かれた同窓会で会った後から、ちょくちょくLINEをする仲でした。相談すると、いつも決まって『有希、かわいいのに何でなんだろうね』とか『正直、俺ならほっとかないのに』とか言ってくれて……」

 そうした甘い言葉は、女としての自信を無くしていた有希さんに深く刺さりました。次第に2人の距離は縮まっていき、やがてLINEではなく、直接会って話をするように。

「会って話すと、春樹は余計に優しかった。こういう人が彼氏だったらいいのに……って思うことはありましたが、彼氏を裏切ることはできないと自制していました」