【妊娠3週目のママの症状③】腰痛

妊娠3週目のママの身体の症状には、腰痛が起こる人もいます。

妊娠すると、お腹の中の赤ちゃんを守るために、子宮の収縮を抑えるために、リラキシンというホルモンが分泌されます。

このリラキシンというホルモンには、骨盤周りの筋肉や靭帯や関節を緩める作用があり、このホルモンによってお腹周りの筋肉が緩められることで、子宮の収縮が弱まるのです。

骨盤周りの筋肉や靭帯も緩んでしまうことから、腰回りが不安定になり、妊娠超初期から腰痛を感じやすくなる人もいます。

【妊娠3週目のママの症状④】胸の張り

妊娠3週目のママの身体に出る症状には胸の張りがあります。

妊娠が成立すると、プロゲステロンという黄体ホルモンの分泌量が増えます。

プロゲステロンには、乳腺の発達を促す働きと、身体の中の血液量を増やす働きがあります。

身体の中の血液が増えて、乳房が内側から押し出されるのとともに、乳腺が発達し始めることから、妊娠すると胸の張りを感じるようになります。

しかし、ちょうど妊娠3週目と重なる排卵後から生理前の時期というのも、胸が張りやすい時期になります。

だから、胸の張りだけでは妊娠を判断することは危険です。

妊娠していなければ、生理が始まれば胸の張りは治まるので、生理予定日を過ぎても生理も来なければ胸の張りも収まらないようであれば、妊娠をしている可能性が高いと考えていいでしょう。

【妊娠3週目のママの症状⑤】体のだるさ

妊娠3週目のママの身体に出る症状には体がだるくなるというのもあります。

お母さんの体にとっては、受精卵というのは風邪やインフルエンザのウイルスなどと同じように、身体の外に排出するべき異物として認識されてしまいます。

そのために、何もしなければ、免疫系などが働くと外に排出されてしまい妊娠することが出来なくなります。

それを防ぐために、妊娠すると、様々なホルモンが大量に分泌されて、全身の免疫系の働きを抑えたり、子宮の収縮を抑えるためにお腹周りの筋肉を緩めたりします。

そのために、妊娠初期には風邪をひきやすく、体全体が緩んだ状態になってしまうために、だるさを感じやすくなるのです。

【妊娠3週目のママの症状⑥】おりものに変化が!

妊娠3週目のママの身体に出る症状には、おりものの変化もあります。

排卵期のおりものは、女性ホルモンのエストロゲンの影響で、一度水っぽくてゼリー状のおりものが大量に出ますが、妊娠が成立しなければ、おりものの量は減ります。そしておりものの状態は徐々に白くドロドロとした感じのおりものに変化していきます。

ところが、妊娠するとおりものの状態が排卵期と同じような感じが続きます。

排卵期に水っぽい大量のおりものに影響していたエストロゲンの量が、妊娠すると減らずに増えていくために、おりものの量も減らずに、却って増えていきます。

またおりものの状態も水っぽい感じのおりものが続きます。

おりものの状態というのは、ちょっとした体調の変化で大きく変化するものなので、おりものの変化だけで妊娠を判断することは危険ですが、おりものの様子が生理前とは違う時には、妊娠の可能性を考えても良いでしょう!

【妊娠3週目のママの症状⑦】腹痛を感じる人も!

妊娠3週目のママの身体に出る症状には、腹痛を感じるママも少なくありません。

腹痛は、受精した直後から、下腹にチクチクとするような腹痛を感じるという人もいます。卵管から子宮に受精卵が移動して、着床するまでにチクチクとした軽い腹痛を感じるという人もいます。この腹痛を着床痛と呼ぶ人もいるようですが、着床痛という腹痛が実際にあるのかどうかは疑わしいという人も少なくありません。

着床して妊娠が成立すると、つわりの影響による腹痛や、吐き気などの胃腸症状に伴う腹痛を感じることもあります。

また、妊娠初期には、つわりによる吐き気とは別に、腹痛を起こしやすい下痢や便秘といった胃腸関係のトラブルも起きやすくなり、それに伴う腹痛というのも感じやすくなります。

下痢や便秘に伴う腹痛というのも、早い人では妊娠3週目くらいから感じ始める人もいます。

妊娠初期に下痢や便秘を伴う腹痛がどうして起こるのか、腹痛のメカニズムはよくわかっていませんが、リラキシンというホルモンが大量に分泌されて、お腹周りの筋肉が緩むことで、胃腸のぜんどう運動が抑制されることも原因ではないかと言われています。

妊娠初期には腹痛が起こりやすいものですが、腹痛がひどくても、胃腸薬は我慢して飲まないようにしましょう。

【妊娠3週目のママの症状⑧】吐き気がある人も!

妊娠3週目のママの身体に出る症状には、吐き気が起こる人も少なくありません。

妊娠すると、つわりで吐き気や胃のムカつきなどの胃腸症状に襲われるのはほとんどの妊婦さんが経験することですよね。

妊娠するとどうしてつわりが起きてる吐き気がするのか、つわりによる吐き気のメカニズムはまだ解明されていませんが、世界中どこの国でも妊婦さんが吐き気に襲われるのは変わりがありません。

妊娠初期のつわりによる吐き気には、食べると戻してしまう普通の吐き気もあれば、空腹になると吐き気がして食べずにはいられない食べつわり、においに敏感になりすぎて吐き気がする臭いつわりなど、様々な種類のつわりによる吐き気があります。

妊娠3週目では、妊娠検査薬も使えないので、つわりによる吐き気なのか、お腹の風邪による吐き気なのか、どちらによる吐き気なのか区別がつかない人も少なくないでしょう。

市販薬を飲んでも、まだ影響はないと言われていますが、妊娠する心当たりがあるようであれば、つわりによる吐き気を疑って、吐き気があっても、市販薬は我慢するようにしましょう。