この記事を読んで欲しい人

  • お子さんとの時間がなかなか取れない。

  • 夫婦間での家事役割でギクシャクしている。

  • 共働きだけれど、もっとゆとりが欲しい。

  • 家事代行サービスやハウスクリーニングに少しでも興味がある。

  • 少しでも心身ともに余裕が欲しいと感じている。

今や若い夫婦にとって共働きは珍しいことではありません。子どもがいる・いないに関係なく、結婚後も仕事を続ける女性は多いのではないのでしょうか。とはいえ家事や育児に関してはまだまだ女性の方に負担が多くなっているのが現実です。

今回はベアーズの家事代行サービスを利用されている方へのインタビュー第二弾です。ご夫婦で同じ企業に勤める三田さんご夫妻。保育園に通う2歳のお子様と生まれて間もない2カ月のお子様がいらっしゃいます。妻の仁美さんはマーケティング部署に勤務されていましたが現在育休中で復帰予定は秋頃とのこと。夫は技術系の部署に勤務されていて帰りは不規則で遅くなることも多く、家事の分担は仁美さんに偏りがちでした。そして第二子の妊娠がわかった時点で、今後さらに忙しくなる状況を見越して家事代行の利用を決意されたそうです。

家事代行のハードル設定は低くていい。できない自分を認める勇気

―第二子の妊娠がわかったタイミングで家事代行の利用を決めたのですね。それまでも利用は考えていましたか?依頼することになった経緯を教えていただきたいです 。

まだ子どもが一人だったときは、本当に今思うと無理があったのですが、何とかぎりぎりのところで家事を夫婦で回していました。夫は仕事のある日は帰りが遅いので家事にまで手が回りませんでしたが、週末には料理を担当してくれるなど協力的な面はありました。

実は過去に一回、夫に家事代行の利用を提案したことがあったのですが「俺がもっと頑張るから」と、やんわりと提案を却下され断念したことがあったのです。その姿勢は嬉しかったのですが、私としては不安も残りました。

その後改善された面もありましたが、やはり日常的な負担はさほど変わらなかったと思います。それからしばらくして第二子の妊娠がわかったときに、一人でさえ手一杯なのにもう一人増えたらどうなってしまうのだろうと考え、あらためてまた提案をしました。そうしたら意外とあっさりと承諾してくれて…時間を空けたのが良かったんでしょうかね(笑)

―夫の理解は家事代行を頼むにあたっての最大の難所かもしれませんね。

そうですね。夫の最初の反対に関しては最近たまたま話す機会があって、その時のお互いの心境などを伝え合いました。家事代行を頼むときって、夫婦のどちらにとっても多少の抵抗はあると思います。

妻側は「自分の至らなさで、こんなに家のことができていないんだ…」というような自分を責める気持ち。夫側は「自分が手伝っているから何とか家事が回っているんだ」という今の状況を変えたくない気持ちもあるのではないでしょうか。

しかし今になって思うのは、もっとお互いに心のハードルを下げても良かったのではないかなということ。特に妻側としては、できない自分と長く付き合うと自己肯定感がどんどん低くなってしまいます。真面目な人ほど自分で何とかしなきゃいけないと自分を追い込んでしまうようです。だから思いきって“大変”のハードルを下げて、できない自分を認めることも必要なのではないでしょうか。

―できない自分を認めるって勇気のいることですね。夫婦でハードルを下げるのは大きな前進ですね。では、家族以外の周囲の目は気にされました?実のお母様や義母の反応はどうでしたか?

実の母に関しては全く問題なかったです。というのも私が育った環境がちょっとユニークでして、実家(東京、町田市)にはいつも隣のおばさんが手伝いに来ていました。全くの善意で家政婦ということではなかったと思います。母がパートに出ていたことと、隣のおばさんに子どもがいなかったことも理由としてありました。掃除や洗濯、それから私の塾の送り迎えまで、それこそ家族のようにいろいろな家事をやってくれていました。今思うと不思議な関係ですよね。そんな環境だったので母は家事を家族以外の人がやるということにはもともと全く抵抗がなかったのです。

そして義母ですがこちらもクリアできました。たまたま夫の実家で介護問題が始まり義母自身も自分の義母を介護することになっていました。いろいろと話し合った結果、介護をプロに委ねる決断を下したそうです。だから義母も家のことを他人に委ねるという考えに理解を示してくれました。

子どもに物心つく前から家事代行の利用をはじめると、それが自然になる。

―仁美さんの生まれ育った環境、素晴らしいです!いまでこそ希薄になってきた地縁というものが、ここ東京でも少し前まではあったのですね。

物心つく前から、近所のおばさんが家にいたというのが良かったと思います。それが当たり前で自然なことだったので。大人になってからだと変に意識してしまっていたかもしれません。

今子どもは2歳と2カ月ですが、彼らにとってもベアーズレディがいることが自然になってきています。このように家事代行を頼む親側だけではなく、子どもとして存在を受け入れる側にとっても抵抗がないということも大事なのかもしれません。

―なるほど。お子様がどのように感じるかというのも持つべき視点かもしれませんね。ところで今はどんなプランをベアーズレディにお願いしていますか?

今は定期プランで2週間に1回来てもらっています。トイレ、お風呂、台所の水周り全般と、さらに時間に余裕があったらベッドメイキングやリビングの片付けをお願いしています。

水周りに関しては、定期プランを利用されている皆様そうだと思うのですが、本当に自分では何もやらなくなりました(笑)。少し汚れが気になっていても、2週間に1回必ずくるとわかっているので、もう完全に委ねてしまっています。今までも夫による家事の協力はあったのですが、水周りは自分の担当で「自分がやらないと他にやる人がいない!」っていう状況がすごくプレッシャーでした。そこから解放された喜びは大きいです。