コスメコンシェルジュ・美容ライターの斎藤明子です。コスメにトレンドがあるように、メイク方法にも流行があります。でも、流行っているメイク法をなんとなく真似すると、残念に見えしてしまうこともあるので注意してくださいね。今回は、オトナ女子がついやってしまいがちなNGメイクとその解決法をご紹介します。
ツヤ感のないベースメイクはNG
マスクにつかないようにと、ベースメイクをマットに仕上げる方が増えているようです。
でも、基本的にはベースメイクは適度にツヤがある方が若々しく見えます。
パウダーでマットに仕上げる時でも、内側からの潤いが感じられるようなセミマット肌を目指せるよう、粉っぽさを感じさせないパウダーやファンデーションをチョイスしましょう。
画像の左は下地を塗らずにパウダーファンデーションをスポンジで塗ったものです。キメが乱れた部分にパウダーがひっかかって光をきれいに反射できないため、かえって肌が汚く見えてしまっています。
ファンデーションを塗る前は、スキンケアで肌をしっかりと保湿して、さらに下地でキメを整えてからメイクするように気をつけましょう。
特に肌が乾燥している時、不安定になって荒れている時ほど、カバーするためにファンデーションをいつもより厚く塗りがちですが、厚塗りすればするほど、キメにファンデーションが入り込み、かえって肌が汚く見えてしまいます。
よりナチュラルにカバーしたい時のおすすめは、パウダーファンデーションよりもリキッドファンデーションです。スポンジでぽんぽんと軽くたたくように丁寧に密着させながら塗っていくと、肌のキメにフィットしてきれいに光を反射した肌に見えるのでおすすめです。
ハイカバーでも自然に見せることができ、崩れにくいタイプのファンデーションを下地と一緒に使えばOKです。
たとえば、KATEの新ファンデーション「リアルカバーリキッド(ライトグロウ)(1,760円 税込)」(画像右:スポンジは含まず)は、毛穴や肌の凹凸などの悩みはしっかりとカバーしながら肌にぴったりと密着するので、適度にツヤのあるリアルな陶器肌を実現します。
また、日中の崩れ対策には、粉っぽさのないパウダーがおすすめ。
たとえば、資生堂インテグレートの「すっぴんメイカーパウダー(1,210円 税込)」は、すっと溶け込むように素肌になじんで粉っぽさを感じさせず、肌をほんのりトーンアップさせながら、まるでアプリのフィルター効果のように瞬間補正してくれます。
素肌にはたけばすっぴん肌を底上げしてくれますが、ファンデの上からはたいても厚ぼったくなりません。崩れにくくなるのでメイクの仕上げやマスクメイク対策にもおすすめ。
下まぶたに引いたアイラインとマスカラはNG
目をぱっちりさせるためにと、下まぶたのまつ毛にもしっかりとマスカラを塗ってはいませんか?
今は、下まぶたへのアイメイクが当たり前の時代ではありますが、アイラインとマスカラを上下に塗ると目の面積が狭く小さく見える要因にもなってしまいます。
画像の左は、下まぶたにしっかりとアイラインを引いてまつ毛にもマスカラを塗ったものです。目が小さく見えてしまうだけでなく、どことなく時代遅れな雰囲気でもありますよね。
テクニックなしでもきれいに仕上げるには、むしろ下まぶたのまつ毛にはなにも塗らない方がおすすめです。
透明感のあるアイシャドウとほんの少しのラメを塗ることで今っぽい抜け感のある下まぶたメイクになります。ぜひやってみてくださいね。
上まぶたも自然なまつ毛がきれいです。
おすすめは、繊細なセパレートに仕上がるタイプのマスカラ。たとえば、B IDOLの愛ラッシュマスカラ02流し目ブラックは、ぼってりとつかずにすっきりと長さだけをプラスしてくれます。
もちろん、丁寧に上手につけられる自信のある方や、慣れている方は、このマスカラなら下まつ毛に塗ってもダマにならずOK!