「成長痛」があるから成長できる

では、誰もがアスリートのような強靭な精神力を持って負荷を乗り越えられるか?

というと、そういうわけではありません。

私も負荷から逃げやすいタイプでした。

そんな私が挑戦できたのは、負荷を「苦痛」と思うのではなく、「成長痛」と捉えることにしたからです。

筋肉を鍛えるには、筋繊維が断裂して、筋肉痛になるくらいの負荷が必要なように、仕事で成長するにも、成長痛を感じるくらいの負荷が、どうしても必要になるのです。

何かを得るには「代償」を先払う覚悟を持ちましょう。

ちなみに「成長痛」という言葉はマジックワードです。

先ほど、マイナスの言葉を3秒ルールでプラスに変えるとモチベーションをキープしやすいとお伝えしましたが、切り替える言葉が思いつかないときは「成長痛」と言えば、ほとんどのマイナスの言葉をプラスに変えられます。

成長に必要な負荷が大きくかかっているときに、「苦痛だ」、「辛い」とできるだけ思わず、言ってしまったり、頭によぎってしまっても、すぐに「成長痛」と言い換えみててください。

神様は乗り越えられない壁を人の前に与えないと言います。

3.人間の成長を生み出す「5段階ステップ」とは
(画像=はたらくを、しあわせに。,『ANA Financial Journal』より引用)

たとえば、みなさんの前に「内閣総理大臣になりませんか?」といきなり打診されることはありません。

私たちの目の前に現れるのは、自分の未来の半歩先につながる成長の機会なのです。

逆に言えば、それを超えない限り、次のステージに上がることもできません。

提供・ANA Financial Journal

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